「ネットワークでつくる放射能汚染地図」の秀逸さ

２０１４年３月８日（土）
ネットワークでつくる放射能汚染地図　～福島原発事故から３年～（内容９４分）

期待どおりの秀逸さ。
絶対観るべき番組だ。
再放送は15日0時45分。


過去の回で登場した人々が今どうしているかという場面もたくさん盛り込まれていて、ああもう３年経ったのか～とか、感慨深かった。
科学者の岡野先生は８７歳にして、この放射能汚染の徹底調査に命をかけている。ビキニ実験後の放射能被害の調査研究以来の専門家である。頭がさがる。

とにかく、泣き、悲しみ、怒り、目を開かされた。

３年もたち、放射線量が落ち着いて帰宅が許される状況も生まれている今こそ、食事と生活環境周辺の汚染状況をいっそう細かく気をつけなければならないという指摘があった。つまり、放射能の危険性を正しく認識して、放射性物質のある中でのこれから長期にわたる生活スタイルの確立が大事だということである。

主題とはちょっとずれるけど、ほっこりした場面。
以前の回で、飼い犬を置き去りにする覚悟で山盛りのエサを与えておいてその隙に飼い主が急いで家から立ち去ったところ、そのワンちゃんが車の後を全速力でずっと追いかけくるシーンがあった。それを振り切ってその回は終わったのだが、超泣かせたその場面のあのワンちゃんが、実は今回再び登場している。
これで、また泣いたわ。「ワンちゃん良かったね～」

しかし、こういう番組は、ゴールデンタイムで放送すべきなのだ。