雨の記号(rain symbol)

6月24日午後の千葉駅周辺と読書会





6月24日午後の千葉駅周辺と読書会





 土曜の夜は仕事の疲れを引きずったせいで眠りの浅い夜を過ごした。寝床に入ったのはいつもより早かったのに浅い眠りが続く。気分転換で寝床を這い出した。
 PCを立ち上げて文章を書き出したが、うんうん唸るばかりでちっとも進まない。
 やむなく寝床に戻った。午前2時前だった。
 枕を高くして寝ようと努めたがやはり眠りは深まらない。はっと目覚め、朝が来たかと喜んだら20分早めにセットしてある目覚まし時計は5時を少し回ったところを指している。一時的に我を忘れる眠りを得られはしたが、それはたったの2~3時間。
 気が立ってる時はこんなものだろうと思いながら小用をすませた。
平日の朝に起きる時間帯である。休日の朝はこの時間に目覚めて小用しても、すぐうとうとの眠りを持つ。
 今日はそれが出来そうにない。起き上がってアントン・チェーホフの「桜の園」第四幕を読み出した。


 6月24日は読書会が二つ重なってしまった。ひとつは文学仲間の読書会。テキストは”ハヤカワ文庫刊”アゴタ・クリストフの「悪童日記」。
 もうひとつは友人2人と新たに立ち上げた読書会だ。最近、ドクターの友人らに飲み会に誘われることが続いてきた。畑違いの勤め人の自分は話の聞き役に終始することが多かった。学ぶことが多く不満はなかったのだが…。
 前回の集まりで2人が先に帰った後、残った3人で文学の話に花を咲かせていたら、ひとりがせっかくだから読書会をやろうと切り出してきた。これに自分ともうひとりが乗った。
「袋田の滝あたりから毎月のように出かけてくるのは大変じゃないの?」
「そうじゃない。もっとこっちだよ」
「千葉にやって来るんじゃ袋田もひたちなかも変わらないんじゃないの」
「ノープロブレム」 
 僕らは彼の情熱に乗ることにした。
 それで決まったテキストは「桜の園」だったわけである。
「あまりの名作はもういいよ」
 との意見も出たが、あっちこっち手を付けていくより掘り起こしをやろう、と僕は提案した。あっちこっち手をつけるのは若いもんに任せて僕らはそれをやろう、もうそういう年じゃないか、と。
 「桜の園」は若い頃に一度読んでいるが、若い頃に読んだ時より読みごたえを感じた。

 昼前は「桜の園」の登場人物を頭の中で整理した。テレビ将棋を楽しみながら軽食を取った。NHKのテレビ将棋は木村一基九段対横山六段戦だった。内容は横山六段の攻めに木村九段の強気の受けがぶつかる戦いとなったが、横山六段の巧妙な攻めが木村九段の守り駒を分離し上ずらせることに成功。孤立無援となった玉を一気に寄せて勝ちきった。
 将棋を見終えた後、自分も戦ったような疲れが残った。わずかに眠りを覚えたが、こんな時は横になってはいけない。緊張が一気に緩んで寝過ごしてしまう可能性もある。
 
 で、韓国ドラマを見始めたのだったが、見ている途中にこうなったら集合時間より早く出かけていって千葉駅周辺をデジカメで撮ろうと思い立った。


 以下がその動画と写真である。



写真①出発ローカル駅ホーム


 




 などの動画を撮り終えた後、駅ビル5階にある蕎麦屋へ。友人はここで読書会をやると連絡してきた。約束の蕎麦屋についたとたん、「ああ、ここじゃ読書会はやれないな。やれる雰囲気じゃない」と苦笑した。
 約束の時間に二人も現れた。酒も飲めると聞いて予約を取ったらしいが、ここで読書会は無理、と3人の意見は一致。食事だけして「カニ道楽」後ろ側の通りにあるレストラン「ガスト」へ移動。そこで読書会を始めた。











 読書会を終えたのは6時。友人と別れ、自分は文学仲間らの二次会へ。二次会の場所はセンシティビルの22階「甘太郎」へ。


 「甘太郎」の座敷から千葉市街(海側、東京方面)を展望。


ローカル駅を降りての帰り道。
写真①下弦の月と金星

 自宅に帰りついたのは午後8時過ぎだった。





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