国内最大級のカーフェリー「いしかり」の進水式が26日、山口県下関市の三菱重工下関造船所で行われた。来年3月、発注者の太平洋フェリー(本社・名古屋市)に引き渡され、名古屋-北海道間の定期航路に就航する。
いしかりは全長199・9メートル、総トン数1万6千トンで、乗客783人、トラック184台、乗用車100台の搭載能力がある。平成3年に就航した現在の「いしかり」の後継船で、同造船所の建造船では、同航路に就航している姉妹船「きそ」と並び最も大きい。
進水式では、関係者や見学者ら約千人が見守る中、定期航路の各寄港地のキャンペーンレディーらが支綱を切断。巨大な船体が船台を滑り、海上に浮かぶと拍手が起こった。
今後、「エーゲ海の輝き」をコンセプトにした内装工事などが進められ、来年3月8日に完成の予定。 【産経ニュース】
全長200メートルの巨大船体
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