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癒(IYASHI)

徒然なるままに令和時代のニュースなどの種を拾い癒し求めて綴ります      

JR脱線事故2年 「千の風になって」歩む 母、娘愛した音楽と共に

2007年04月25日 18時36分29秒 | 癒  し
           image/0704121.jpg, 89.2K 合 掌

午前6時40分。オペラ歌手を目指していた大森早織さん=当時(23)=の母、神戸市北区の主婦、大森好美さん(52)は自宅を出た。2年前、早織さんは京都府京田辺市の同志社女子大に向かう電車で事故に遭った。好美さんは早織さんの足跡をたどるようにタクシーで追悼慰霊式会場に向かった。

 2年前の4月25日を思いだす。特別専修生だった早織さんは大学から推薦され、24日の新人演奏会でデビューした。25日は好美さんが車で駅まで送った。車内では会話が弾んだ。

 「昨日はたくさん拍手をもらえてよかったね」と好美さん。早織さんは「もっと上手になって、もっと喜んでもらえるオペラ歌手になりたい」と声を弾ませた。別れ際、バックミラーに映る早織さんは笑顔で手を振った。左手の薬指には恋人から贈られた指輪が光っていた。

 娘の死を覚悟して待った3日間はつらかった。

 25日は「まだ生きている」と信じた。「早織は何も飲まず、何も食べずに頑張ってる」。一緒に頑張ろうと、二女の理恵さん(23)と飲まず食わずのまま過ごした。「生きていてほしい」。26日はひたすらそう願った。夜になると「だめかもしれない」と思うようになった。27日は「はやく見つかって。早織を家に帰して」と祈った。

 28日朝、早織さんの遺体が見つかった。犠牲者106人のうち103番目だった。「やっと出してもらえた。顔がきれいで良かった」と思った。 
                                               ◇                                                            タクシーは慰霊式会場に着いた。1820人収容の大ホールを埋める遺族や負傷者。好美さんは悲しみや苦しみが押し寄せてくるようで、すぐには足を踏み出せない。

 ホールの壇上にはJR西の山崎正夫社長がたった。「全社をあげてさらなる安全性向上に取り組みたい」

 その言葉に、怒りがわきあがった。

 何を今さら。なぜATSをもっと早く設置しなかったの。事故をおこした幹部が子会社に天下りする神経はいったい何なの-。
                                                ◇                           死んでなんかいません。千の風に、千の風になって、あの大きな空を吹きわたっています----------------------

 ホールに高く透き通ったソプラノが流れた

 早織さんを高校2年から6年間指導した恩師の声楽教師、宇仁節(うにせつ)さん(58)が『千の風になって』を歌っていた。早織さんの友人や同窓生21人がバックコーラスやピアノ伴奏などを務めてくれている。

 事故後、早織さんの友人がひんぱんに家を訪ねてくれた。好美さんは、すこしずつだが立ち直れたのは彼女たちのおかげと感じている。

 会場には歌詞を一緒に口ずさむ遺族らの姿がみえた。好美さんも歌う。

 好美さんは今年1月、宇仁さんに声楽を教えてほしいと頼んだ。「事故がなければ早織は音楽を続けていた。遺志を継ぎたい」と思ったからだ。

 「声楽を習って、老人ホームや介護施設を慰問してボランティアで歌いたい」。好美さんは事故後、はじめて希望を持った。そして、心に誓った。

 「早織が最後に生きがいを残していってくれた。私のこれからの人生は早織が愛した音楽とともに歩いていきたい」
                  (やっと立ち上がり始めた母親の手記?)

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あの悲惨な事故から早くも2年が経過した。


・何故自分だけが生き残ったかと悩み続ける人・怪我の後遺症で今だ悩んでまだ、兄弟姉妹の死を諦めきれずに立ちああがれない人・母の死を認められず悩見続けるいる人、事故を機に自殺者まで出しているようだ。その被害者の実態は計り知れないものがあると聞く。

一方加害者であるJRの対応は、補償問題等は話し合いは一歩も進展していないと言う事が聴かれるのはどういうことなのだろうか。

又、責任をとると称しながら関連会社に横滑りしただけの人間も居ると聞く。このヒュウーマンエラーに対して事故解明が継続中との理由で補償問題が他人事のようになって来ているのではないかと言う遺族の声も聞かれ始めている。

「喉元過ぎれば・・・」的考えに後退してるのではないだろうか。本当に反省しているかのか疑問この上もないと思いながら・・・・・・・・。


早急な救済早処置と誠意ある態度を示す以外、責任の取りかたは無いと思うのだが・・
                                画像:Fukuchiyama joko20051.jpg


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