大阪で新型コロナワクチン接種開始 ワクチン接種を受ける医療従事者=2021年2月19日午後1時4分、大阪市中央区の大阪医療センター 写真提供:産経新聞社
ニッポン放送「新行市佳のOK! Cozy up!」(2月24日放送)に数量政策学者で内閣官房参与の高橋洋一が出演。河野担当相が語った高齢者へのワクチン接種方法について、また、日本へのワクチンの供給が遅れている理由について解説した。
ワクチン接種を担当する河野太郎行政改革担当大臣は2月23日、4月以降に接種予定の高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンについて、感染者数を考慮せず、人口に応じて都道府県に配布する考えを示した。
新行)
23日に出演したテレビ番組で河野大臣が話しました。医療関係者へのワクチン接種が始まりましたが、今後の供給量が不透明な部分があり、河野大臣は今週中にも新たな接種計画を示したいとしています。これは国の仕事かも知れませんね。最初は高齢者向けで、感染者数に応じてというようにきめ細かくはできないから、簡単なやり方で最初はやるという。
そうしないと、不公平だという話になります。あとは供給がスムーズには来ないだろうから、人口割ではできなくなると思います。供給がうまく来ていれば、人口割でやってもいいのだろうけれど、供給が少なくなれば、それをどう配分するかということを考える必要があるでしょう。そういうときには、感染者数の多いところに配分するということだと思います。 →ワクチンが入って来てからで十分では!
こんなときに、「日本が先に」などと言ったら、国際的に非難を浴びてしまうかも知れません。世界から見れば、もっと大変な国がたくさんあるから、そこが優先なのです。
新行)
いまワクチン争奪戦という話も聞いたりしますが。( 争奪戦だけれど、遅れると言っても、1~2ヵ月という事です。そのくらいは仕方ないのではないでしょうか。お金にものを言わせて奪い合うということは、しない方がいいと思います。世界中から見れば、日本の人口当たりの感染者数は1桁~2桁違うというレベルですし、死者数も全然違いますからね。→(懸命の努力による結果による)