富士山が、まるで白い帽子をかぶっているかのようです。こんな自然現象があると知っていたとしてもその迫力は圧巻です。 富士山とほぼ同じ大きさの笠雲が山頂を覆っています。笠雲は富士山に発生する代表的な雲のひとつ。湿気を含んだ風が山にぶつかり上昇することで発生します。
この雲が出ると天気が下り坂になることが多く、「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」といったことわざも残されています。 写真を撮影したのは富士山写真家の橋向 真さん。富士の魅力に一度取りつかれたら逃れることはできないのだとか。橋向さんのTwitterのプロフィルには“とにかく凄い富士山を撮る人”とあります。看板に偽りなく、幻想的で荘厳な写真がたくさん投稿されています。
- 2021.2.4 「富士の病」にとりつかれた写真家の一枚」 (WEB掲載引用)