わたしの随筆  雪  地  風

心に浮かんだことを気ままに

苦楽あり

2018年03月09日 | 随筆

 1年以上前から腎臓結石が尿管をゆっくり下っていた。普通は数週間で体外へ出るようだが、自分のは殆んど同じ箇所に留まっていたりだった。毎月のX線撮影でもちょっとだけ動いていたりで実にゆっくりしたもの。それでもどうにか尿管から膀胱へ達してくれた。そこでまた数か月ゆっくり。でも、その間に結石が大きくなった。今度は尿道を通る訳だが、今迄のように上手く下るか心配になった。今迄だっていつ七転八倒するか分からないので痛み止め薬と救急バックなどは準備済み。

 医師と相談し、レーザーで結石砕石手術をすることに決めた。そんな訳で、下半身の麻酔で40分ばかりのカテーテル手術は一昨日終わった。病室に戻り、術後3時間経ってから次第に下半身麻酔が消えた。

 

 夜になると同室の年配の患者さんの叫びは昼間以上に凄くなった。認知症もあるようで、「おっかさーん!」 「オーイ!」の繰り返し。自分は、テレビのイヤホーを付けて布団で頭を覆って大声から防御した。どら声でドキッとするのだ。延々と夜明けまで続いた。他の患者も「全く」と不平を言っている。点滴交換の度に看護師が何度もその事を謝ったが苦しいのだろうから仕方ないと諦めていた。自分も自力で体が動かせないので苦しかった。一日中、その患者さんは痰のバキュームを何度も何度もそのように直ぐに要求していたのだ。きつかったのだろう。

 翌日から同室の他の患者さんは別室に移動させることになった。自分は退院を希望していたので翌日には退院。退院療法計画にそって現在を過ごしている。

 

 

                                   

                       術前                                              術後             3/7

 

 

 朝食は殆んど食べられず。レストランで早目の昼食。そして、帰宅すると庭に鳥が来ていた。気分が和らぐ。医師から水分をたくさん摂るように言われたので何度も何度もトイレへ。その度に血尿とかさぶたのような固まったものが出て痛い。大豆二つ砕いた位の結石だった。医師二人、看護師二人で処置してもらった。とにかく、内科などでの入院とか骨折などは色々あったが、幸運にも手術などしたことがないので長々と書いた訳である。 病院で様々に働く人たちには頭が下がるばかり。今も血尿や血の塊が出て痛いけど、頑張って良くなって行きたいと思う。

 

 年だけれど、できるだけ健康でいたいと思う。そして、穏やかな日々は本当に大切な時間だと思いたい。雨も上がるようだ。冬を過ごした草木や虫や鳥たちも春の日を浴びて精一杯生きようとしているのだから・・。      

     

     

                                                      

                  昼前、病院で     3/8                                     E   3/8       帰宅後            E       3/9

 

 

                                     DATA

                                         CANON IXY                          無印の写真

                                         CANON EOS kiss X7

                                           canon zoom lens  55~250mm        E 印の写真2枚

                                                                                             * 全てカラー撮影。

 

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