ぶろぐ“あみん”

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★【元JR北】キハ183系

2024年06月10日 00時00分00秒 | 【鉄分補給】“鉄学”特講
 タイ国鉄(SRT)クルンテープ(通称:ファランポーン)駅で見掛けた元JR北海道キハ183系をお届けします。
 ちょうど、タイ国際航空札幌・新千歳に到着したところでもありますから(笑)、グッドタイミングかな?^^

 キハ183系…… キハ181系気動車をベースに北海道の厳しい気象条件に適合した特急形気動車として開発が進められ、1年半の試用の後、1981(昭和56)年から量産車の使用を開始したもの。
 設計変更により投入された500・1500番台(N183系)は従来のキハ80系を完全に淘汰し、JR北海道移行後の1988(昭和63)年には走行性能の向上により留意した550・1550番台(NN183系)を投入し、道内特急列車の高速化と設備水準向上に寄与した。
 2001(平成13)年からは年次の古い車両から淘汰されていたものの、並行して使用路線の実情を考慮した仕様変更や改造も加えられ、2023(令和5)年まで道内各路線の特急列車に使用されていた。
 2021(令和3)年からは、退役した車両がタイ王国やコンゴ民主共和国、ミャンマー、カンボジア等へ譲渡されている。

 そんな車両に、バンコクで会いました。

*     *     *

 クルンテープ(通称:ファランポーン)駅は中長距離列車の発着をクルンテープ・アピワット駅(สถานีกลางกรุงเทพอภิวัฒน์)に譲り、近距離のコミュータ列車が数本発着するだけの駅になりました。
 そして、駅の廃止を含め、駅(の跡地)の利用はいろいろな憶測も乱れ飛びました。そのまま売却されて再開発、駅舎はそのまま残して博物館化……。

 しかし、現在では列車が減ってプラットホームに余裕の出来たことを逆手にとってか、一部に廃車になった機関車の展示がされていると耳にしました。もしかすると、博物館化の第一歩なのかもしれません。

 ひとしきり、喧騒も絶えなかったプラットホームも、今では閑散としてしまっています。矢印の所(4番線)の先の方にキハ183系が停まっていました。

 おぉ、キハ183系です(^ ^)v



 日本国ではまず撮れないアングルです。だって、基本的に線路には降りられないんですから(^^;
 ヘッドマークには、整備を担当したSRTマッカサン工場の銘が入っています。日本語で^^


 入場して来た方を振り返ると、
こんなカンジ^^
 先方に、SLの止まっているのが分りますね。

 先頭車には、タイ国鉄JR北海道と、両者の銘も入っています。

 ある種の効果を狙ってか、


元々記されていた日本語の他、ヘッドマークのように意図的に日本語が活用されています^^





 窓、こんな風になっているのですね。寒冷地だからでしょうか。

 タイ文字で、จุดเติมน้ำใช้(ちゅっ てむ なぁむ ちゃい)とあります。“給水場所”というような意味です。ここに注水するんですね。

 こちらは英文も併記されています。あのボディにキャップが付いている方は、冷却液だったんですね。てっきり、そこが燃料だと思っていました(^^;



 連結面の標記も、日本時代のまま。

 ココのように、プラットホームは低いのが普通なので、ドアにはステップが追加されています。

 先頭車のみ、車体側面にはこのように標記されています。

 主に気動車に使われる(他には、14系、24系等の客車)密着自動連結器。こんなに近くでまじまじと見たのは初めてでした^^

【2024年5月 バンコク都パトゥムワン区】

【ノート】
สถานีรถไฟกรุงเทพ
Rong Mueang Rd, Rong Muang, Pathum Wan, Bangkok 10330

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