俺流俳句 「いちらくいちらく」

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          千秀

閼伽井(あかい)の水

2018年01月16日 | 俳句

枯野行く 徒手空拳を 保ちつつ
(かれのゆく としゅくうけんを たもちつつ)
18868 【季語】 枯野 【季節】 三冬


枯野行く 縺れる影を 従いて
(かれのゆく もつれるかげを したがいて)
18869 【季語】 枯野 【季節】 三冬


枯野行く 大の字に寝て 死ぬるかな
(かれのゆく だいのじにねて しぬるかな)
18870 【季語】 枯野 【季節】 三冬


いつか吾も 枯野の枯木と なる身かな
(いつかあも かれののかれきと なるみかな)
18871 【季語】 枯野 【季節】 三冬


匠見付く 枯野の犬と なりたやな
(しょうみつく かれののいぬと なりたやな)
18872 【季語】 枯野 【季節】 三冬


風の筋 無数に在りし 枯野かな
(かぜのすじ むすうにありし かれのかな)
18873 【季語】 枯野 【季節】 三冬


地の草に 木漏れ日当たる 枯野かな
(ちのくさに こもれびあたる かれのかな)
18874 【季語】 枯野 【季節】 三冬


点ほどの 汽車繋がりし 枯野かな
(てんほどの きしゃつながりし かれのかな)
18875 【季語】 枯野 【季節】 三冬


枯野めく 廃坑に水 浸し埋め
(かれのめく はいこうにみず ひたしうめ)
18876 【季語】 枯野 【季節】 三冬


枯野には 枯野の光 虹も出る
(かれのには かれののひかり にじもでる)
18877 【季語】 枯野 【季節】 三冬


駅を出て 百米の 雪列車
(えきをでて ひゃくめーとるの ゆきれっしゃ)
18878 【季語】 雪 【季節】 晩冬
1米=いちめーとる→一命取る。?


天と地に 所の差ある 吹雪かな
(てんとちに ところのさある ふぶきかな)
18879 【季語】 吹雪 【季節】 晩冬


目の前に びっくり顔の 寒鴉
(めのまえに びっくりかおの かんがらす)
18880 【季語】 寒鴉 【季節】 晩冬


枯菊に 残りし色の 数多く
(かれぎくに のこりしいろの かずおおく)
18881 【季語】 枯菊 【季節】 三冬


知らぬ間に 体溶け行く 日向ぼこ
(しらぬまに からだとけゆく ひなたぼこ)
18882 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬


寝酒して 寝るに寝られぬ 冬寝酒
(ねざけして ねるにねられぬ ふゆねざけ)
18883 【季語】 冬 【季節】 三冬


先達の 笑顔を想う 冬寝酒
(せんだつの えがおをおもう ふゆねざけ)
18884 【季語】 冬 【季節】 三冬




故 田近英三氏を偲んで

天国へ 閼伽井の水の 冴ゆるかな
(てんごくへ あかいのみずの さゆるかな)
18885 【季語】 冴ゆる 【季節】 三冬
閼伽井=梵語で水の意。仏様に供える水。
 伊丹市寺本1にあり、行基が掘ったと伝えられている井戸。
閼伽井の水は客への接待の時に捧げられる浄水で、
西国街道に面して居るために病人の救護の水として、
また旅人の水として与えられ、休息の場として喜ばれていた。
http://blog.goo.ne.jp/bittercup02/e/bdfd9a2161395f126835a9075648237c
参照下さい。



清浄な 寒九の水を 唇に
(せいじょうな かんくのみずを くちびるに)
18886 【季語】 寒九 【季節】 晩冬
寒九=寒の入りから9日目。


冬小鷺 葬礼帰りの 橋の下
(ふゆこさぎ そうれいがえりの はしのした)
18887 【季語】 冬 【季節】 三冬



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