線状降雨帯

7月8日(水）　
岐阜の下呂市で、飛騨川がついに氾濫して大きな被害が出たと、朝のニュースで報道されていました。
九州の熊本で大きな被害を起こした大雨と同じように、同じ場所に雨雲が留まる「線状降水帯」の発生によって起こる記録的な雨でした。このところずっと同じ場所で降っていたので心配していましたが、やっぱりか、と残念でならない。
この「線状降水帯」というワード自体が近年になって聞かれるようになりましたが、記憶に強く残っているのは、6年前の広島での多数の死者が出た土砂災害でした。その時に初めてこのワードを認識してから、毎年のように豪雨災害が出て、全ての災害で同じワードが原因となっている。
予報では、まだ数日は同じような気候状態が続くということで、実に厳しい環境を感じます。

この流れというものは、今後ももうずっと続くということなのかと考えると絶望感に襲われる。半世紀前、自分が子供の頃は四季の流れはゆったりとしていて、確かに冬は寒くて夏は暑かったけれど、今とはっきり違うのはエアコンはおろか、扇風機すらそんなものはなかったので、夏は窓を開ける、冬は窓を閉めるぐらいの違いしかなかった。
家も安普請で隙間風が吹いて、冬にはしもやけができ、夏はあせもだらけだったが、大災害を起こす大雨なんて滅多になかった。
現代の「降れば災害」という構図は自然から与えられた、人間社会に対する課題というか、問題提起なのだろうか。

地元豊橋では朝方に雷があり、竜巻も発生したようです。
その後は一旦落ち着きましたが、今夜から再び大雨になると予報されています。

今日は仕事のあと、子供の送迎で朝はてんてこ舞いでした。明日の朝も雨は確実なんですよねぇ。

嫌だなああ。。。