忘れちゃいけない

1月18日(金)
昨日は、阪神淡路大震災から18年という長い月日を数える日となりました。
あの朝のことは覚えています。
当時は静岡県西部に住んでいましたが、朝の5時46分、ゆっさゆっさと揺れる地震に吃驚してとび起きました。
あの日は、たまたま仕事で出張だったり電車が遅れたりと、いろいろと印象的なこともあって覚えている事が多いのですが、特に印象的なのは、肝心な現地の情報がなかなか伝わって来ないというイライラ感をいまだに覚えています。
いったい何が起っていたのかという情報が、朝の時点では全然報道の手段がなく、後になって知る時の驚きとショックが凄かったこと。
あまりに被害が大きくて、道路などが壊滅状態であったために、当時は即時に報道する手立てがなかったのでしょう。
これは、一昨年の3.11の東北での後から次々と伝わる津波の映像と重なります。　
いずれも、仕事があってTVにかじりついていたわけではないので、合間にTVで流れる映像を見て受けるショックが大きく感じました。
いずれにせよ現場の悲惨な状況を、遅れて流れる映像のタイムラグに驚き且つがっくりと落胆したものです。
また同じ国民として、地域差というどうしようもない理不尽さを改めて感じたものでした。
あのどうしようもない焦りというか、何とかしたいという衝動が、募金だとかボランティアという行動に駆り立てる原動力になるわけなのですが、時が過ぎますと人間忘れていきます。
これらの災害は風化させてはいけません。
戦争もそうですし、数々の災害や公害など、何かと我が国ニッポンは多い国ですから、何かと次々と起こりすぎる感はありますが、それらを生きている者たちはしっかりと記憶しておかないといけません。
災害は、いつやってくるかもしれませんから。