駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

4つのグリップ

2020年07月06日 | ドラム&パーカッション
7月6日(月) 
九州での豪雨の被害も明らかになってきましたが、たいへんな状況です。しかもまだ今日も続いています。
愛知県東部も今日は大雨。さすがにJOGどころではなかった。今後の被害が出ないようにただ祈るのみです。

さて、ここで今日のネタ。
ちょうど1か月前、正確には6月5日に「グリップ修正中」というけっこう真面目な記事を書きました。その後も、スティックの握りについては常に気にしながら練習していますが、ここで4種のグリップについて述べたいと思います。
4種のグリップというのは、「レギュラーグリップ」、「フレンチグリップ」、「アメリカングリップ」、「ジャーマングリップ」の事なんですが、自己練習するうちにこの握りが気になってきたのです。
というのは、リンゴスターお得意の高速ハイハット8ビートの練習を、いかに効率よく叩くことができるかという試行錯誤の中で、このグリップの違いが出てくるわけなんです。

画像で説明します。
最初は「レギュラーグリップ」。左手専用のグリップ。マーチングで行進する際に左手が邪魔にならないように考案された握りです。



これが自由に操れると見た目も超カッチョいいけれど、自分はマッチドグリップしか使っていないので今回は関係なし。マーチングとか、クラシック、ジャズ系のめっちゃテクニシャンが使用しているイメージがありますが、自分は練習のための練習でやる程度でライブでは皆無。

次からが問題のマッチドグリップの3種で、まずは「フレンチグリップ」。ティンパニーグリップとも言います。



親指が上を向く握りで、指を使いやすいと言われる握りです。スネアでは、フィンガーコントロールしやすいので意図的に使われますが、右手ではフロアタムを叩く時に手首が返って自然にこの握りになります。
なんでフランスの名が付いたのか知りませんが、その昔、フランス軍のマーチングバンドが使ったのかな。。。

次は「アメリカングリップ」。親指と人差し指の空間が上を向く握りで、3種の握りの中間的な存在。オールマイティな握りですね。
自分はスネアでは左右ともこの握りをしています。
手首と指の自由度が高いので使い勝手がよく、スネアとか練習台で使うには最も適しているように思います。



このネーミングはきっと米国人が付けたんでしょうね。ちょうどいいのが「アメリカン」って、なんかずるい。
スネアではこの握りで問題はないのですが、先に述べたハイハットでの高速8ビートに対してリンゴさんは左右に揺らす奏法をしていて、それを極めるにはいろんなグリップを試してみたところ、自分的には次の「ジャーマングリップ」がいちばん向いているように思うわけです。

最後は「ジャーマングリップ」。



手の甲が上を向く握りで、手首を動かしやすいという利点があるという握りです。
右手なら、腕を回して左側にあるハイハットを叩く時に、手の甲が上を向く構造になっているので、「アメリカン」との使いわけは自分のさじ加減というところです。
自分はリンゴさんのハイハット運動をコピーするうちに自然にこの握りになっていったというわけです。
フレンチグリップでは明らかに手首が動かしづらいので、動き自体は理に適っているようです。

それにしても、「ジャーマン」って、なんでドイツなんだかわかりませんが、ドイツ軍の音楽隊がこの握りを使っていたのかな。。。


7月~のライブ予定
7月19日(日)WATTS(三ヶ日)/THE STARKEY 14:00~2回ステージ(13:00オープン)
8月15日(土)天水(豊橋)/THE STARKEY 19:30~2回ステージ(18:30オープン)
9月19日(土)天水(豊橋)/THE STARKEY 19:30~2回ステージ(18:30オープン)
コメント
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