駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

微妙な違いが案外と

2009年12月21日 | ドラム&パーカッション
12月21日(月)
このところ、いろいろなライブをちょくちょくやらせていただいています。
バンド形態などもその都度違って、それぞれ刺激もあり、楽しい日々であります。
ただ、その分練習もしなければなりませんし、ライブの緊張感もあるわけであります。
「楽しかった」と思うこともあるし、「イマイチ」と思うことも、そりゃあります。
いつでも「楽しかった」と思えるライブを目指して、「イマイチ」のときの駄目な部分をしっかり反省して反復練習すれば、いつかゴキゲンな楽しい演奏になるはず。
なので、ライブではできる限り録音して確認するようにしているんだ。
で、できるだけ早い時間に「振り返り」をするようにしてます。
時間が経つと、失敗した細かい箇所を忘れてしまい、何となく俯瞰で聞いてしまって全体が良い演奏だと感じてしまうきらいがあります。
でも、自分の演奏が納得できないようなときは正直言って聞きたくもないよねえ。
ドキドキするし、自己嫌悪に陥ってしまいそうで面倒くさく感じたり。。。
だけどね、そこを頑張って、今後のためにと思って聞いてみます。
なので、できる限りライブ当日帰りの車の中で真剣に聞きなおして、「やっちまった」箇所をリアルに聞き取って反省材料にしています。
案外、聞いてみるとうまいことごまかしていたりして、ひどいミスってのはあんまり感じなかったりしてね。
だけど、そこで「良かった良かった」なんて済ましたら意味がないんだよね。
「何でここで微妙にバンドの息が合っていないのか」とか、「何でスティックが転んじゃったか」とか、原因を見つけないと進歩がないもんね。
そこの分析力ってのが、大事だと思うわけですよ。
ちっちゃなことだけど、大事な違いってことがあります。

ドラムに関して例を言いますと、オレみたいにロックドラマーがスタンダードなジャズをやるとき、いつもと同じステイックで叩くと雰囲気が何か違うなと思って、思い切ってスティックをロックとジャズで使い分けしてみたわけ。
すると、静かな曲のシンバルレガートがきれいに鳴るようになったり、スネアのロールの粒を細かくできるように感じたりした。
これは、録音を聞かなかったら分からなかったぐらいの違いなんだけど、そのちっちゃなコダワリによって、自分の演奏の楽しみを増していくことができたら正解なんじゃないかなと思ったわけです。
あと、スネアやハイハットのサイズなんだけど、オレ、ロックのときはハットは14インチを使って、ジャズには切れのいい13インチを使うことが多い。
ブラシなんかを多用するジャズには、音量よりも切れが欲しいからね。
で、逆にスネアはロックには13インチがマイブームなんだけど、ジャズには14インチを使うことが多い。
なぜかといえば、ジャズではブラシを使うから、ヘタクソなオレには面積が多いほうが動きやすくて助かるんだなあ。
スネアが小さいと、溝にブラシが挟まって引っかかって、曲がったり切れたりして最悪なことにはブラシを買い換えなくちゃならなくなる。
ブラシって高いんだよね。。。
ってわけで、ロックでは14インチハットと13インチスネア、ジャズでは逆の13インチハットと14インチスネアとなると、微妙な1インチ差なんだけど叩いた感覚が全然違ってミスショットを連発したこともある。
始めは、何でかなって理由が分からなかったんだけど、よくよく音源聞いたらハイハットを空振りしていたりして気付いたんだね。
ま、ちっちゃなことだけど気にしなきゃいかんよ、ということでゆってぃの言葉とは裏腹だけどね。へへへ。
コメント
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