駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

4月になれば彼女は サイモン&ガーファンクル

2007年03月16日 | オールドミュージック
今日になってやっと昨日までの強い風も収まり、日差しも暖かく春を感じるいい日となった。
このシーズンになると思い出すのがこの題名の曲。
“April come she will”サイモン&ガーファンクルの名曲だ。
「4月になれば」という月日を待ち望む言葉が、まずニッポンの春を待ち望む季節感とあいまって、この時期には何となく「希望の歌」のような感じがしてしまうのだ。この歌を桜が咲くイメージに何となく重ねてしまうのはオレだけじゃないような気がしますが・・・
美しいギターのアルペジオから始まり、アート・ガーファンクルのヴォーカルに続く。
演奏時間はごく短いがメロディはとても繊細で美しい。
しかし、歌詞の内容は割と過酷だ。

下手ですが雰囲気で訳します。
「4月になれば彼女はやって来るんだ。雨が川を満たす頃。
5月には共に暮らし、彼女は僕の腕の中にいる。
6月になると彼女は変わってしまい、夜な夜な出歩くのさ。
7月には何も告げずに出て行ってしまうんだ。
8月、秋になって凍りつくほど冷たい風の中で、彼女は死んでしまうんだ。
9月、過ぎ去った愛を僕は思い出す。」

オレ流に勝手に解釈するとこんな感じかな。
8月のところは、「August,die she must」とあり直訳すれば「8月に彼女が死ぬ」という歌詞なんだけど、これは、失恋してしまって、忘れる=死んだも同然、というふうに解釈したいと思うけれどいかがかな。

先日、ホームセンターで山積みになっていたCDのワゴンセールで見つけた、サイモン&ガーファンクルのオムニバスアルバムの中にこの曲のライブ・バージョンが収録してあったので、珍しいので即買いした。
早速聞いてみると1996年4月のニューヨークでの録音のようだ。残念ながらイントロのギターがちょっとコケてるのがご愛嬌か。こんな美味しいものを見つけられる、ホームセンターや駅のロビーなんかでやっているCDのワゴンセールは、オールド・ミュージックファンにとっては珍品の宝庫なので見逃せないのだ。

この曲のライブバージョンといえば、昔、ラジオで聞いたか友達のレコードで聞いたか、ニッポンの大御所フォークロックバンド“チューリップ”のライブで、財津さんと並ぶヴォーカリスト、姫野達也さんが美しい声でこの「4月になれば彼女は」を歌っているのを聞いた記憶がある。
歌の途中で姫野さんは歌詞を間違えたか、それともギャグか、「well well well~」と歌って女性ファンのくすくす笑いを誘っていた記憶があるけど、あれは夢だったのかな~。
コメント
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