goo blog サービス終了のお知らせ 

仔羊の回帰線

詩と散文のプロムナード :Promenade

* 漱石の「虞美人草」と紫の女-藤尾

2025年05月31日 07時55分09秒 | *文学・学問・詩:余滴 Ⅱ-Goo

  漱石が東京帝大英文科の職を辞して職業作家として新聞に初めて掲載した小説、「虞美人草」:    ---          この小説には擬古文調の地の文のほかに、色に纏わる語彙が多々、出てくる。: 例えば、ヒロインで勝ち気な藤尾を、こんな風に描写している。:---

   紅くれないを 弥生につつむ昼たけなわに、春をぬきんずる紫の濃い一点を鮮あざやかに滴したたらしたる女である。--   夢の世を夢よりも艶あでやかに眺めしむる黒髪の鬢びんの上には、玉虫貝を菫に刻きざんで、細き金脚きんあしに 打ち込んでいる。

静かなる昼に心奪いとらんとするを黒き眸ひとみの動けば、見る人はあなやと我に帰る。  この瞳ひとみの魔力の境を究きわむるとき、桃源を再び塵鐶じんかんに変えるを得ず。ただの夢ではない。                               模糊たる夢の、燦たる妖精が死ぬまで我を見よと、紫色の眉まゆちかく逼せまるのである。 -- 勝ち気な女は紫の着物を着ていた。(二の冒頭 より)

      *- *- ( ((   * これを、欧米の文学作品の解釈からすれば、譬えば、「作品における色彩の語彙の使い方や、その象徴的意義と心の変遷について」などと試論が一つ書ける気がしないでもないが、この「虞美人草」に関しては、果たして、どうなのであろうか。

 勝ち気なヒロイン藤尾の心の内部の葛藤や、微妙に揺れ動く比喩的な描写と読み解けば魅惑は一段と増すが、色彩の語彙の多々用いられているのはドイツの詩人トラークル他にも、よく見られることを思えば興味深い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎*永遠の司祭・メルキゼデク:---

2025年05月23日 08時31分30秒 | *N氏のAIによる詩への試み -Goo

          * A poem about Melchizedek : ---

メルキゼデクは永遠の司祭 :--古来より名を連ね

サレムの王として 天上の秘密を護りし

神の道を示し その力は大地を超え

平和の契約を新たな約束に パンと葡萄酒を献げ

アブラハムとの出逢いから大いなる祝福を受け

これを信仰者に語り継ぎこし司祭メルキゼデク

 彼の王国は見えずとも 今なお 彼の教えは

  正義と平和の象徴として生き・・

       ***   */-92*--88*-/*+

・メルキゼデクは古来より神秘的存在だが、永遠の司祭としてアブラハムと出会いから祝福を受けた司祭として知られている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎*Smile Song by Mr. Terao*;-つれづれ独逸語;-Nr. 44- 

2025年05月21日 09時55分03秒 | *桑子道之助氏のつれづれドイツ語 から:-Goo

 *Smile- song ;das ist ;Lacheln -Lied ,

  Gesungen von Herrn Sanger Terao

 Scheint von weit her gehort zu werden und

      Hort allmahlich auf zu singen  --- .   

   Und so ist ein ruhiges Lied,

Das aber doch seltsamerweise stark ans  Herz geht... *Nr.--17..

     寺尾聰の「スマイル」:--->>  *In English ; --->>

   Smile -Song, sung by Mr. singer Terao ,seems to be

      Heard far away and gradually to stop singing .

      And so it is a calm song ,

But it tons to heart strangely strongly ...

            

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎*祇園精舎の鐘の声 諸行無常の・:-つれづれ独逸語選;-Nr.43-より

2025年05月18日 09時12分25秒 | *桑子道之助氏のつれづれドイツ語 から:-Goo

Der Klang der Glocken von Gion Shouja, es gibt das Echo der Un-

bestandigkeit aller Dinge .

 Die Farben der Blumen des Sala-baume zeigen das Prinzip, dass das

Uberflussige nicht von Dauer ist. Die Aufgeblahten bleiben nicht lange ,.

Sie sind nur wie ein Traum im Fruhling. 

         Aus: dem Anfang von : Die Geschichte der Heike.

             

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎*トリスタンとイゾルデ:--プラーテンより *附:独文原文

2025年05月16日 10時57分51秒 | *Deutsche Lyrik :--Goo

うつくしき きわみの魅力にとりつかれし者は

 遁のがれる術すべもなく おののく者となる

  されど 悲しむこともなき・・

うつくしき極みの魅力に 憑りつかれし者は

愛のくるしみ厭いとうことなく

美の矢で的ま と射とめんと 突き進む・・

 されど 望みし願いの叶えられることなく 生を紡ぎてゆくばかり

嗚呼 願ひ叶わぬ侘しさよ されば 泉のごとく涸れたくと 

辺りに漂ふ花の香に 侘しき思ひを知るばかり  ・・

うつくしき きわみの魅力にりつかれし者は

      泉のごとく涸れたくと・・ ))) * ---

 

   これはペルシャのガゼール詩の形式美を駆使して、新たな地平を切り開いたプラーテンの詩で、プラーテンは晩年のゲーテと親交のあった形式美に優れた詩人。---

August  Graf  von Platen : Tristan und Isolde : Dt. Lyrik vom Barock bis zur Gegenwart     dtv.   ebd.  S.162.

    * * *  )))    * 

 Wer die Schonheit angeschaut  mit Augen, 

      Ist dem Tode schon anheim gegeben, 

 Wird fur keinen Dienst auf Erden taugen, 

Und doch wird er vor dem Tode beben, 

Wer die Schonheit angeschaut mit Augen.     >>    

 

Was er will, das wird er nie gewinnen,

Was er wunscht, das ist ihm nie geworden. 

 Ach ,er mochte wie ein Quell versiechen,

  Jedem Hauch der Luft ein Gift entsaugen, 

Und den Tod aus jeder Blume riechen:

   Wer die Schonheit angeschaut mit Augen,

Ach , er mochte wie ein Quell versiechen !

【脚韻】 :

Augen- Taugen, gegeben- beben,

versiechen- riechen, entsaugen- Augen,

  **  )))  ++

*ドイツの詩人プラーテンは ペルシャのガゼール詩形を用いて「トリスタンとイゾルデ」をかいたが、この物語の悲恋は中世の伝説に基づく。              

   *ガゼールとは、ペルシア語で「歌」を意味する「ガズル」から派生した言葉で、ペルシアやアラビアのイスラム文化圏で発達した抒情詩形式 。   一般的には5連から15連までの長さで構成され、各連は二行からなり また、各連はそれぞれ独立した意味を持ち、主題やイメージが連想的に展開される --- ガゼールでは恋愛や酒、自然などが主な題材として扱われ、恋人への憧れや失恋の苦しみ、神への懐かしさや神秘主義的な体験などが表現された 。-- 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎*ジョルダーノ・ブルーノ:魔術の世紀: ブレヒト ;Ⅰ-2.(*18)

2025年05月14日 09時07分27秒 | *B.ブレヒト散文選より-Goo

  ブレヒトの散文作品には、老子だのローマの将軍ルクルスといった人物が取り上げられていて興味を引く。  --                 その一人に「異端者のマント」ではジョルダーノ・ブルーノがいる。  時代はイタリア・ルネッサンスの時代のこと。:--

 周知のごとく、15-16世紀のルネッサンスは魔術の時代であった。   ルネッサンスの知性は秘部を覗きたいという熱望に満ちあふれていた。 --その魔術のひとつに記憶術があり、他の二大魔術は占星術と錬金術であった。占星術には二つの基本要素があり、それは天の黄道に沿って配置された12の星座、つまり牡羊座、牡牛座から始まって水瓶座、魚座へと巡ってくる星座と、季節の結びつきや、黄道上に巡行する太陽、月と5惑星、つまり、水星、金星、火星、木星、土星の位置関係の二つにより、天空と自然の在り方が説明されたのである。 

    この15-16世紀にかけて一人の人物が出現した。 ---             人物とは先のジョルダーノ・ブルーノで、宇宙と天体について独特の見解を提唱した。つまり物質をごく微細な原子・アトムの集合とみなし、人間から天体までの全ての存在をアトムの集合と離散と考え、生成しては分解し、新たに再生する全過程に宇宙をみたのである。

   この宇宙には空間や時間に限界がなく、無限。だが、そこには秩序があり、しかも、どの存在にも宇宙的な霊魂が宿り、宇宙は躍動する生命の集合であるというのである。だが、預言者ジョルダーノ・ブルーノは早く生まれすぎた。彼の考えの大部分はキリスト教会の見方と真っ向から対立したからである。 */-73*--55*-/**

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎*ゆく川の流れは 絶えずして:--つれづれ独逸語選:-Nr.42-

2025年05月11日 08時50分10秒 | *桑子道之助氏のつれづれドイツ語 から:-Goo

  *鴨長明「方丈記」冒頭 より:---

  Die Stromung des Flusses hort nie auf, doch

Wasser ist nie dasselbe. 

Die auf dem Sediment schwimmenden Blasen 

verschwinden und bilden sich erneut , 

es wird nicht lange bleiben. 

Auch in der menschlichen Welt ist es so ...

     * Aus  Anfang von ; -- Kamono Choumeis '- Houjouki-'     ***             */-66*--65*-/**

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎*つれづれなるままに 日暮し・:つれづれドイツ語選:-Nr.41-

2025年05月02日 11時28分00秒 | *桑子道之助氏のつれづれドイツ語 から:-Goo

 *In der Stille des Dammerlichts ,den Gedanken

      folgend, die ohne besonderen Grund in meinem

     Herzen aufsteigen ,schreibe ich unbedeutende

    Dinge nieder :---)) )*

    --Oh, wie merkwurdig sie sich anfuhlen !!... --: Nr.16.

                                           */ -240*--193*-/**+**

          *「徒然草」の冒頭から、独逸語で 書き綴る--

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする