足まま気まま目につくままに

綺麗なものを綺麗な写真に撮りたいと頑張っています。

独り言1198(‘08.04.15)

2008-04-15 21:11:56 | デジカメ写真
山吹の花です。2~3日前、伊丹の天神川の堤を歩いていて、見つけました。
この道路は桜の木が並んでずぅ~と植えられています。この日は花は、もう終わり近く落花盛んといった状況でした。しかし、足元には、菜種の花の黄色、色んな色のチューリップの花、パンジーの花エトセトラ(?)・・・。色んな花が咲いて綺麗に飾ってくれていました。さしずめ「フラワーロード」といった感じでしょうか。
そんな中の“山吹”です。私の子供のころは、宝塚で電車を降りて歌劇場へ向かう“花の道”には、春は、頭上に白っぽいピンクの桜のトンネル、足元にはこの黄色の“山吹”の生垣といった感じで、文字通り“花の道”でした。今はこの山吹は、殆ど見なくなり寂しい気持ちです。
娘がまだ小さい小学生の頃でしたか、この花の咲いた頃にここを通ると、「七重八重花は咲けども山吹の~」という有名な太田道灌の逸話を話して聞かせました。ここを通るたびに何時もこの話をしますので、3度4度目になりますと「その話知ってる!」と聞かずに走って逃げてしまいました。この花を見ますと何時もこの話を懐かしく思い出します。
その娘も、もう成人式を迎えるような娘の親になっております。そして、私も同じように歳取ったんやなぁ~と、変な“オチ”で、ふと淋しい気持ちになってしまいました。(hero)