足まま気まま目につくままに

綺麗なものを綺麗な写真に撮りたいと頑張っています。

独り言(‘06.12.18)

2006-12-18 19:46:12 | デジカメ写真
続いて西国札所参りは、山科の元慶寺といいます。京阪電車山科で降りて、バスで少し行って、降りてからヤッパリ少し歩いてヤット辿り着いたという感じでした。二十数年前に一度お詣りしたことがありましたが、当時はバス降りて田圃のあぜ道みたいな所を歩いたように思います。今は家の立ち並ぶ中で判り難いことこの上もありませんでした。そのわりに、こじんまりした小さなお寺で静かな雰囲気でいいお寺でした。唐風の山門に目が惹かれました。
遍昭僧正という方が創建されたとありました。このお方は六歌仙の一人で「あまつ風雲の通い路吹きとじよおとめの姿しばしとどめん」と小倉百人一首で名高いこの歌を詠まれたお方だそうです(この歌は私でも知ってました?)。また、札所参りの中興の祖といわれる、花山天皇がお得度されたお寺だといわれております。西国札所の番外として、三田の花山院と共にこの花山法皇の縁りのお寺だということも知りました。花山法皇といえば今年の秋も歩いた熊野古道でも、ここかしこに、このお方の足跡があって、急に身近なお方になってくださったようなありがたい感じでした。
若い頃と違い、折角お詣りするからというのでこんなことも勉強するようになりました。右脳人間になろうとして少しは進歩したかなと嬉しく思っております。
そんなこととは関係なく、この唐風の山門の裏には晩秋の名残の紅葉が午後の日差しを受けて真っ赤に光っていました。(hero)