駄菓子屋 その一 「減少する駄菓子屋」

少子化の影響で小学校の統廃合が進んだ。

駄菓子屋も随分減った。
僕は緑町公園を中心に幼少時を過ごした。
緑町公園内に２軒駄菓子屋があった。
個人宅の中でオバちゃんがやっていた（店先の奥が居間みたいなタイプ）。
緑町公園から少し離れるが、緑町内にさらに４店あった。
この計６店は全て店を閉め、単なる住居となった。
今思うとほんとに駄菓子屋が多かった。200ｍ四方に６店だもんなぁ。
僕が通っていた駄菓子屋で残っているのは、
大型店であった「山本」（子供よりも一中生御用達かな？）と、
日光街道を渡ったところにある「ゴロ」
（こちらも小学生が良く使う、ミニ四駆なんかを扱う小さなおもちゃ屋さん的性質が強い）
ぐらいだろう。
緑町商店街の「しずかや」は駄菓子屋というかお菓子屋だな。
最近は店の半分を産地直送野菜の販売にあてているらしい。
子供相手だけではやっていけなくなったという現状がしのばれる。

「しずかや」のおばちゃん、おじちゃんがWebに出ていて、
僕ら子供のことを「我が子のように思っていた」、と言ってる。
駄菓子屋のオバちゃんというのは、素敵な仕事なのかもしれない。
オバちゃんたちの何人かは亡くなったんだろうな。お世話になりました。

千住全体を見れば、まだ多くの駄菓子屋があるとは思う。
僕が知っているだけでも、その大型２店以外に
竜田町に２店、旭町に１店、宮元町に１店（マスダや）はある。

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