☆あまちゃんの毎日ガハハハ日記☆

三男児+夫との生活、代表を務める会http://shirouiryo.com/のこと、自分の日常を綴る日日是好日

お互い様の気持ち

2010-09-05 02:06:33 | GYOGYO
長男が小学校にあがってから、「発達障害」というものについて、ずっと考えをめぐらせておりました。いわゆる問題児、と呼ばれてしまう子がクラスにひとり、ふたりいて、しかもその子達に対する他の親御さん達の態度がせつなくてやるせない・・・。学校に来て欲しくない、と苦情を訴える方がいたり、とてもここには書けないようなこともたくさん言われています。確かに、ひどい暴力も(言葉を含めて)起きていて。ひどいことを言われた・殴られた子が学校に来たくなくなってしまうケースも、出てきています。

この件ではとても無力さと苦しい気持ちを抱えていたところに、ちょっとここへきて、事件が起きてしまった。

消えてしまいたい、と訴える母とともに学校へ。

不安でひどい言葉をぶつけてしまう親御さんの気持ちも、我が子かわいさゆえ、と責めたくないと思う。

される側の気持ちとする側の気持ちと。

それは、「お互い様」という言葉にその思いは集約されると思う・・・。

タガタメにあるように「左の人 右の人 ふとした場所できっと繋がってるから 片一方を裁けないよな 僕らは連鎖する生き物だよ」

いきなりまたスピに飛んでしまうけれど、スピのよさって、何かっていうと、いまここにいる私は、この役割を背負っている私である、ということがわかることではないだろうか。つまりいまの私を激しく責める人がいたとして、その責める人は、前の世では、私であったかもしれないということ。ただ、役割を変えて、役割を背負って生きているということが理解できる、ということではないかな。
もちろん、ムカッてきてしまうことは多々あるのだけれど。(苦笑)まじめにスピを語る私、怪しい?ということで。ちょっとこれは置いておいて。

一人で我が家を訪れる彼は本当に繊細で優しくて、学校で見かける緊張とつよがりでがちがちに武装している彼とは別人です。
夏休み、家で仕事をしていると大きな声で「おかあさーんいるー?」とベランダの向こうから声をかけてきて。同級生の長男が不在なのも知っていて、やって来る。

やってきては、朝顔に水をやったりずっと私の周りをちょこちょことくっついてまわり、いろんな疑問をなげかけてきます。素直だね、とただ彼のありのままを伝えると、なんとも嬉しそうにしている。

せつなくて、泣けてくる。

どうして、理解してもらえないのだろう。

もちろん、私の目の前にいる彼とは別人なので、理解してもらうのは難しいこともわかっている。

目の前の困っている親子に最大限の手助けができず、なにが子育て支援だ、なにが活動だ、と思うので、自分ができることは、少ないけれど、それでも最大限尽くしていきたいと思う。
Tmちゃん、「わかってほしい 気になる子」紹介してくれてありがとう。とてもいい本です。
もっと私もきちんと知る必要が、特別な接し方を知る必要があると思っていた私に、とても納得の内容でした。気持ちを丁寧に見る。理由を慮る。それはどの子もおんなじ、だ。

私もまだまだ勉強中。知っていく過程で考えが変わっていくかもしれない。それはこの場でシェアできたらと思います。

(9月8日追記:「もっと私もきちんと知る必要が、特別な接し方を知る必要があると思っていた私に、とても納得の内容でした。」じゃなくて、「特別な接し方を知る必要があると思っていた私ですが、それは違っていて、どの子もおんなじ、気持ちを丁寧に見る。理由を慮る。ことでした。」
先の書き方だと、逆の意味でとられてしまう、ね。まずダメだよ、って言わず、理由を。ってね。どの子にも共通することだと思いました。)

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3 コメント

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Unknown ()
2010-09-05 09:54:27
私も同じ考え。
幼稚園で教えているとき、色んな問題を抱えているこをたくさん見てきました。
障害も個性というのが私の考え。
型のはめず、個性として受け止める。
そんな社会のなったらいいのに・・・。

おるごーる♪としても何かアプローチしていけたらと思います。

再来週の金曜日、東京に来る予定です。
どこかのタイミングで会えたらうれしいです。


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理想論かもしれないですが・・ (ぴーま)
2010-09-05 21:33:56
私はまだ子ども達も幼く、実際にその問題に
直面したことはないのですが・・

その発達障害をもつお子さんは、学校だと居心地が悪いと感じて、ガチガチに武装してしまっているんですよね?
だったら彼が学校で少しでも、リラックスして良い状態でいられるように、
先生・父兄・生徒達、みんなで考える場を持つ、ということはできないのでしょうか?

学校は、単に勉強を教わる場ではなく
人と人との関わり合いを学ぶ場だと思います。健常の子も障害を持つ子も、同じ社会の一員として
どうしたら皆が幸せに暮らせるか
共に学び、助け合い、そうして大人になっていけたら
どんなにか素晴らしいと思います。
何か問題が起きたとき、それを排除しようとする社会は冷たいけど
みんなで解決しようとする社会は温かいですよね。

クラス全員の親御さんが集まって、その障害に関する勉強会とかできたら
いちばん良いと思うのですが
さすがにそれは難しいかな。。

長くなりましたが
医療者と患者の懸け橋になりたいと言われているGYOGYOさん。
GYOGYOさんなら、ここでもきっと何らかの懸け橋になれると
思いますよ。応援しています

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Unknown (AMA)
2010-09-06 14:48:09
南さん
あー音楽からのアプローチ、いいですねー。
浴びたい、子どもらに浴びてもらいたい、私も浴びたい。
再来週ですね。通っているビジネススクールが終わり、次の事業始動に向けてちょっと諸々心と頭、調整したい気分です。受けたいですー宜しくです。

ぴーまちゃん
一学期に学年集会でその企画を立てました。が、まずはクラス内で、とのことで一学期はクラス別に話し合いが行なわれました。
今学期中にはその道の専門家を招いて、講演+懇談を行なう企画を立てています。
教師も児童も父兄も接し方がよくわからない、という不安な気持ちから互いを責めたり、暴言になってしまっていることもあるので、まずは知ろうと。(あ、どっかの団体でやてることと似てる^^)

そんなこんなしていたら、長男が今朝初めて学校に行きたくないとここのところ、いろいろ起きていたので、疲れたのかな。母もとてもバタバタしていたし。
しばらくは我が子のことをじっくり見守りたいと思います。
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