☆あまちゃんの毎日ガハハハ日記☆

三男児+夫との生活、代表を務める会http://shirouiryo.com/のこと、自分の日常を綴る日日是好日

失って気づくこと

2010-12-31 01:12:47 | GYOGYO
急性リンパ性白血病の治療のため入院していた中学時代の友人が、12月29日午後1時58分 享年36歳にて急逝しました。

2006年、骨髄移植を受けて丸2年の根治後、急性悪性リンパ腫が07年春再発。再度の根治へ向けて同年11月に再び移植。12月に退院し翌年秋には仕事にも復帰。ところが09年5月、再々発を宣告。三度目の移植を経て抗がん剤の副作用と闘っていました。




3度の移植を経ていたので、いつか来るとは思っていました。
でもいつかがいつかなんて考えたことなくって。
まだ36です。
あと倍生きてもいいのに・・・。

久しぶりに、20年ぶりに、mixiで再会した友人とは当時呼び合っていた「ひろ」「あまちゃん」という呼び名をあまりのこっぱずかしさに封印して、mixiネームの「ひびきちゃん」「GYOGYOちゃん」と最後まで呼び合いました。

有明の癌センターにお見舞いに行ったり、退院したときはラーメン屋のお店に来てくれました。

私が励ます役なのに、美味しい美味しいとお店を誉めてくれたり、品物のよさや向き合う姿勢を誉めてくれたり、子育てを誉めてくれたり、いつもいつもいつもいつも誉めて励ましてくれました。

有明で20年以上ぶりに再会したときは、いっぱい毒を吐かれて笑いました。
「変わらないねー」という私に対し、「頭が良くて優等生でちっちゃくってかわいかったのに、今はすっかり母ちゃんキャラだね」とか。(笑)ちょっと憎らしかったわ。

でも病院で大笑いした。

息子の選んだびよびよ伸びるお土産をえらく気に入ってくれた。

お花が好きで種をとっては送ってくれた。

とにかく、とにかく、いつもいつもいつもいつも励ましてくれた。

どうしていつかいなくなってしまうことがわかっていたのに、きちんと思いを伝えなかったのだろう。

自分が病気になるといつもひびきちゃんのことを考えた。
一日吐き気があるだけでつらいというのに、ずっと吐き気が止まらないひびきちゃんは毎日をどんな思いで過ごしているのだろう。ずっと病院から出られないひびきちゃんはどんな思いでいるのだろう。

健康のありがたみを痛いほど痛いほど感じて。

それなのに、元気になると忘れてしまって。

クリスマスイヴに退院が決まったというので、1月に自宅に自転車で行く約束をし。

もちろん行くけれど、ひびきちゃんがいないだなんて。

失って気づくことがこんなに多いなんて、なんていうことなんだろう。

今はただご冥福をお祈りします。

ありがとう。あなたは私にたくさんのギフトをくれました。