☆あまちゃんの毎日ガハハハ日記☆

三男児+夫との生活、代表を務める会http://shirouiryo.com/のこと、自分の日常を綴る日日是好日

お産を扱う施設をひとつも閉鎖にしない制度を

2010-07-15 02:45:22 | 医療のこと
先週からお熱が下がりきらない三男坊。

朝は6度台なのですが、日中にあがってしまう。昨日も早々にお迎え要請があり。。。
14日は、この日のために、とたくさんの人に会い、話を聞き、関係書類を読み込み、自分の考えをまとめてきた日だったのです。

とある組織の方は、メンバーに加わるために、と大臣に要望書まで提出している、その大事な席でもあったのです。

両親は旅行中。夫は監査のためNG。登録している病児保育もNG。

いつも新宿にいた頃、病気のたびに来ていただいてた方にお願いするか、いや、いやと、近所に住む方の何人かの方の顔を思い出し・・・

あの方は小さいお子さんいるし。あの方は仕事しているし。あの方は赤ちゃんに泣かれるの嫌がるかなあとか。

やっぱりこの方しかいない、と考えて、お願いしたお電話で、いいよ~おいで~、と言ってもらって、涙。

病時の子ども、2時間以上みてもらって、しかもほとんど2時間泣き続けてたみたいで、すみません。ありがとうございます。

長男は長男で、学童が一緒のお友達宅にて私の帰りを待ち。

どちらの方も、「大変だったでしょうー頑張ったねー」とねぎらってくれる。
ばかりでなく、それぞれ、二人ともが、お夕飯の手作り惣菜を持たせてくださる

なんということだろうか。
こんなことは私にできるだろうか・・・。

本当に私は、幸せ者です。
支えてくれて、ありがとう
帰ってきた夫ももちろん、よく頑張ったねーと。
ありがとう。

そんなこんなで向かった会議でした。
厚生労働省の医療保険部会、14日の様子↓
CBニュース
(会の名前は間違っていますが少し出てきます)

出産育児一時金の直接支払い制度、についての検討部会です。

日本全体で見ると産科の病院は15年間で38%減、診療所は42%の減です。(出生数の低下自体は8%の減)
ただでさえ、非常に苦しい現状。
お産は保険がきかないことから現金のみで対応していた産科&助産施設にとって、今回の直接支払い制度による2ヶ月の支払いの遅れは、大変致命的。

そして、出産育児一時金を導入したことで、融資を使わざるを得なくなった施設は193施設で48億円。(福祉医療機構のみでこの数字。実際には様々な融資機関がありますから、数は数倍かと)早急に制度自体を変える必要があることで一致。

対して、保険組合さんは皆さん、お金も負担し、すでにシステムを構築し、始めた以上、この制度を継続してほしい、ということで一致。
38万円から42万円に4万円引きあがりましたが、この4万円はすべて国の補助ではなく、22年の4万円引き上げに必要な額415億円が保険組合が負担
国庫補助は183億円なのです。(これは意外に知られていない話かと)

私は
お産を取り扱う施設がひとつも閉鎖に追い込まれるようなことがないように、それが私達の願い」と伝え、「私達妊産婦もここまではできますよ、医療機関はここまではやりましょう。保険組合さんもここまでならやりますよ。というものを示しあって、十分な議論をしていきたい」と訴えました。

今まで産科医・助産師さん、たくさんの方にお話を聞き、詳しくない法律の話もよくよく聞いて、準備してきました。
学んだこと、準備してきたことは限られた時間の中で、そのまま発言するわけではないけれど、きちんと状況を知っている、学んでいるからこそ、自信となって、言葉となって、出てきます。丸読み、棒読みじゃない。もちろん、まだまだ勉強途中、発展途上、な自分です。

懸命によかれと思って、日々励む担当の方々に対して、(しかも発熱した子どもをロビーでみていようか、という優しい配慮を見せてくださった方も)気持ちよく発言したわけではなく、苦しい中での精一杯の発言でした。

何とか、地域でお産を大切に扱ってくださる施設がこれ以上追い込まれるようなことがないように、と願います。

学会が出した「産婦人科医療改革グランドデザイン2010」
20年後、を見据えて(20年後90万分娩に対応する、医師数や勤務環境、地域の医療体制)いま何ができるか、真剣に考え、そのための策をあれこれ出し、仕組み作りをしています。ちょうど我が子が親になるとき、そのときに今よりもっと困るようなことがないように、私たちもきちんと学んでできることをしていかなくては。と痛感します。