或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

大原美術館(1)

2005-01-23 22:29:52 | 300 絵画
前回のポール・ゲッティ美術館のモネの「睡蓮」を受けて、今日は大原美術館です。岡山県の倉敷市にあって、高速を使えば広島市から1時間半ぐらいで行けるので、これまで何回か行きました。

この美術館は日本で最初の西洋近代美術館として有名で、大原孫三郎という資産家によって創られました。孫三郎は先代から引き継いだ今のクラボウ(倉敷紡績株式会社)等を成功させ財を成したということです。そしてここに展示されている絵画の多くを実際に収集したのが、孫三郎が援助した親友の児島虎次郎という画家です。

孫三郎は虎次郎の才能と、美術に対する真摯な姿勢を高く評価し数度渡欧させました。虎次郎はそこで絵画の制作に励むかたわら、ヨーロッパの美術作品を収集しました。そして虎次郎の死去を機に、そのメモリアルとしてコレクションにまとめ、昭和5年(1930年)に設立したのが大原美術館なんです。

写真は玄関から見た本館の建物ですが、なんか歴史の重みが感じられていい雰囲気ですよね。ちょっと観光地になりすぎてる感はありますが、この美術館の周辺もなかなか風情があります。

ここの「睡蓮」についてはモネとのエピソードがありますので次回紹介します。

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