或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

水たき長野

2009-09-18 08:11:48 | 600 グルメ
面接指導過程の研修2日目の夜は、博多名物の水炊きを食べに「長野」へ。場所的には繁華街から少し外れたところにあり、天神からだと歩いて10分ちょっとはかかる。ネットで事前に調べた時に、さすが博多と思ったのは、専門店が目白押しだったこと。その中でこの店を選んだ理由は、味の評判もあったけど、その伝統。いわゆる老舗ってやつ。その割に料金はお手頃。

そうそう、昨晩はひとり飯だったけど、この日は二人で。というのも研修でたまたま隣り合わせた女性も遠方からきていて、話をしているうちに、「それなら晩飯でも一緒にどうですか?」と誘ったのがきっかけ。別にナンパした訳じゃないけど。やはりねえ、屋台ならまだしも、こういう店にひとりでというのは、さすがの自分もどうかなと思っていたから。いや、助かった。

店まで一緒に歩いている途中で思ったのが、やはりこの時期を選んで良かったなと。やさしい海風がとても心地よかった。それでこじんまりした玄関を入って席に着くと、もう準備がしてあり、鍋の中には骨付きの鶏肉がぐつぐつと煮立っていて。仲居さんが来て、スープを湯呑みについでくれて。「ここって、いつからやっているんですか?」と尋ねると、すぐに「90年前からですよ」との答えが。つまり大正時代に創業したということか。そりゃ老舗と呼ばれて当然だよなと。

鶏肉を食べ終わると、今度はミンチとレバーが鍋へ。その後には野菜が。そこでようやく分かったのが博多の水炊きの作法。広島でも水炊きはポピュラーでよく食べるけど、最初に肉や野菜など準備したものを全ていれて、食べてなくなってくれば追加していくのがフツー。それがここでは具は1種類ずつ順番に出てくる。つまり味が鈍らないということか。

それで肝心の味だけど、とても美味しかった。これが伝統の味なのかと納得。つき合ってもらった女性も満足だったようで、わざわざここに来た甲斐があったというもの。博多で若い女性と一緒の夕食なんて、とびきりのサプライズだったような。


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2 コメント

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サプライズ。 (とど)
2009-09-18 17:54:08
良かったですね!美味しい料理も一人より二人の方が絶対楽しいですもんね。

私も今日 帰宅したらサプライズがあって、近くのホールから簡易書留の大きな封筒が届いていて、開けてみたら小山実稚恵さんのサイン色紙が入っていました。アンケート協力者の中から抽選で当たったそうです。

ブログに写真をupしておきました。
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ラッキーだったかな。 (ハンコック)
2009-09-19 06:46:40
すらっとしたキレイ系の女の子で、服装も黒を中心としたシックな雰囲気。自分が黒中心なのでお似合いだったと勝手に思い込んでいるけど。こんなオジさんにつき合ってくれて感謝しなきゃね。

とどさんのは凄いサプライズだね。マジで羨ましいなあ。こっちでやった時もそういうプレゼントがあったのかなあ。
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