或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

倉敷

2014-03-08 09:16:57 | 800 観光
このところ2度ほど訪問しているのが岡山県の倉敷市。最初は東京からの出張の帰り、次が休日に自宅から愛車でドライブがてらに。高速を使って約2時間弱で、距離にすると130kmぐらい。近くもなく遠くもなくって感じ。自分がかつて岡山市に小学校5年から高校1年まで5年間住んでいたことがあるので、お隣の倉敷市にも懐かしさと同時になんとなく親近感がある。

きっかけは、友人がたまたま観光で有名な美観地区の近くに住んでいるから。それなら久しぶりに遊びにいこうかなと。JRの倉敷駅から程近くて、そこから美観地区まで歩いていったのだけど、ほんの5分ぐらいだった。街並みがレトロな民家に変わったのですぐに気がついた。だけど記憶にはなくて。およそ10年振りで、確かに自分の記憶の中でもそれくらい風化していた。

夕暮れ時にさらっと案内してもらったのだけど、まだまだ肌寒くて、日曜日だったけど観光客もまばら。逆にしっとりとしていてくつろげたけど。狭い路地をくねくねと歩き、連れて行ってもらったのが、とあるビルの屋上。美観地区全体が見まわせるその眺めは、自分が江戸時代にでもタイムスリップしたような気分にさせてくれて、彼女が好きな場所だという理由がよく分かった。

帰りがてら、いろいろと歴史的な建物とかお店を紹介してもらったのだけど、実に様々で、単なるお土産屋が軒を連ねている観光地とは一味違っていて、芸術や文化の香りを強く感じたかな。なんか素敵だなと。そうこうするうちに、だんだんと思い出したのが倉敷の歴史。かつて江戸幕府の天領であり、その時代の町並みを後世に伝えるために保存地区に指定されたとか。

たまたま入った備前焼きの店で徳利とお猪口を買ったのだけど、これはまた別の記事に。さらに別の店では地酒を購入。もちろんその夜に飲んだけど、美観地区の風情の余韻がいい感じで残っていて、いつになくとても美味しいお酒になったかな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿