或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

水谷川優子

2006-04-26 06:38:47 | 210 クラシック
先週の日曜日、カミさんと娘の3人で広島交響楽団のコンサートに行ってきました。まあだいたいどこの県にもありますよね、地元の交響楽団。ただしこの通称“広響”は、中四国唯一のプロオーケストラ。団員はあくまでこのオケでの演奏が第一優先。プロ意識が高いから、おのずとレベルも高まる、と期待してます。現在の常任指揮者は秋山和慶。オールドファンには懐かしい名前ですね。

今回の演奏会の場所は、広島市じゃなくて、お隣りの廿日市市。下の写真の新しいホールができて以来、ここで定期的に広響の演奏会を開催。実は自宅からはこちらの方が近くて、駐車場も使えるし便利。大ホールに初めて入ってびっくりしたのは、内装が立派なこと。木材で有名な所なので、壁とかイスとかに高級材がふんだんに使われていました。残響はやや長めで、ライブな印象。

プログラムは、モーツァルト・歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲、ドヴォルザーク・チェロ協奏曲ロ短調、ブラームス・交響曲第1番の3曲。上の写真はそのポスター。指揮は、仙台フィル、札幌響で活躍した円光寺雅彦。実はコンサートのことを知ったのが先週の土曜日で、開演前に当日券を並んで購入。ブラームスの交響曲をホールで聴いたのは初めてだったけど、とても良かった。

それと好印象を持ったのが、チェロ協奏曲のソリスト、水谷川優子(みやがわゆうこ)。しなかやで深みのある音色が、女性らしい流麗なフレージングといい感じでブレンド。彼女はHPを持っていて、それを見ると、なんと日本の交響楽団の祖、近衛秀麿のお孫さん。6歳の頃からチェロを始めたんだとか。桐朋出身でこれまで欧州を中心に活躍。そうか、サラブレッドなんですね。

それでコンサートの後でサイン会があると場内アナウンスがあって行ってみると、なんと写真撮影禁止。CDジャケットより実物の方が素敵だっただけに残念。CD購入者には、サインと撮影許可のサービスなんて企画だったら良かったのに。(笑)


歌の調べのように歌の調べのように