ハーバルタロット

ハーバルタロットの翻訳者・安珠のブログです。講座や個人セッションのご案内などを掲載しています。

8月9日~11日の報告(2010年)

2010-08-22 16:00:58 | 講座報告
今年2回目となるハーバルタロットリトリートを8月9日~11日に開催しました。
8月の裏磐梯は西洋ハーブも日本の薬草も元気もりもりの季節。
都内ではなかなか出来ない植物の観察をじっくりおこなって、
カードとそれに描かれたハーブの関係に気づいていくきっかけにしたいと思い、
まずは、コンフリーの観察からはじめました。

それぞれの住む場所から裏磐梯に到着し、自分自身と自然に意識をチューニングするために、
最初に簡単なボディワークとメディテーションをした後に、
外で、コンフリーをじっくり観察する時間をとりました。

コンフリーは、ハーバルタロットでは21番の世界のカードに描かれています。

青々とした葉っぱと紫の可愛らしい花。
じっくりと観察するためにそれぞれ、スケッチをしたり、
葉っぱや茎の感触を手で確かめてみたり、いろいろな方向から観察しました。

植物は、当たり前だけれど、人間のように言葉でコミュニケーションするわけではないので、
絵を描いてみるというのが、1つの植物とのコミュニケーションのチャンネルになります。
私は、植物をじっくり観察したり触ったり、匂いをかいだり味を確かめてみたりして
植物を感じるようにしています。
自分の場合は、室内で静かに座って、その観察した様子を目の前に思い浮かべると、
その植物がどんなエネルギーを持っているかが、体感として感じられます。
たぶん、植物が、そうやって自分自身のメッセージとして何かを送ってくるのでしょうね。
感じ方は人それぞれなので、自分の感覚を大事にして、植物も自分自身も
良く観察してもらいたいと思います。

コンフリーにしても、エキナセアにしても、芽出しから、日々の成長、
花芽をつけるときの様子や開花のプロセス、そして、その後の変化を観察していると、
単に短い期間で形だけを観察しだけでは得られないような、
植物たちの言葉を感じることが出来ます。
コンフリーについても、日々の変化の様子をみんなに伝えながら、
カードとの関連を考察してみました。

コンフリーのカードの解説には4つのエレメントの話が出てきます。
小アルカナが象徴する4つのエレメントについてもお話しました。
土、水、火、風のエレメントは、これも机上で考えるよりも、
実際の土や水、火、風の様子に触れることが、深いきづきをもたらします。

今回は、ハーバルタロットの解説本にも書かれていますが、
カードを引いて、その後の対処法としてお守りを使う方法があります。
そのお守りをみんなで最後に作るという作業を通して、
エレメントを感じてもらえたらと思い、
ヨモギを使った草木染でお守り袋にする布を染めたり、
紐にする植物を採取して、みんなで紐を作ったりという工程を入れてみました。

火のエレメントは、外で実際に焚き火をして、草木染用のお湯を沸かしました。
お守り作りにも、地、水、火、風のエレメントが含まれるように、
ちょっと、魔女っぽいことをやってみました。

リーディングは、初心者のかたも多かったので、ハーバルタロットセッションの
スプレッドの仕方を簡易化した形で、自分で引いてもらい、
自分の感覚とテキストを参考にして、自分の問いにたいする答えを、導いてもらい、
そこから、お守りにするハーブを考えてもらいました。



最終日には、こんな風にして、自分のお守り作り。
私は、みんながお守り作りをしている合間に、
ハーバルタロットを包む布と紐を作りました。



それぞれ工夫をしていろんなお守りが出来ました。
これが、日常に戻ってからもみんなの力になりますように。