かふかの里通信

故郷香川県、自宅滋賀県、2018年7月より定年退職して
千葉から戻る。10月より新分野で悪戦苦闘しています。

うちのニャース君 その25

2009年08月10日 23時43分27秒 | うちのニャース君

 それは突然やってきた。

 2008年 8月13日明け方、ニャースが逝ってしまった。

 早いもので、あれから一年が経つ・・・

 お盆休みを明日に控えた、 8月12日に千葉から滋賀に帰る
予定でしたが、会議が長引いて帰るのを諦めた頃、息子から
電話があった。

 夕方、娘が学校から帰ってきたら、ニャースが吐いていて、
しばらくして帰ってきた息子に心配だから父さんに電話をして
ほしいと言ったらしい。

 猫が吐くのは、めずらしいことではなく、様子を聞くと、静か
に寝ていると言うことだったので心配せずに、母さんが帰って
きたら知らせてほしいと電話を切った。

 22時頃、帰宅したら妻から電話があり、オシッコも少し黄色
いので、明日滋賀に帰ってきたら、病院へ連れて行ってほし
いと言うことだった。

  何を思ったのかその時、妻にお願いして携帯電話をニャー
スの耳に当てさせてもらって、「ニャーコちゃん大丈夫か、明
日帰るし・・・」と言ったのは虫の知らせか。

 突然の電話で起こされたのが明け方の4時前、妻の声にな
らない叫びで何が起こったのか分かった・・・。

 辛いとか悲しいとかという気持ちよりも、すぐに蘇我駅の始
発電車の時刻を調べていた。

  東京駅6時始発の、のぞみで帰ったが、お盆休みのせいか
満員、デッキに立って目を閉じると、その事だけが思い出され、
目頭が熱くなる。

 9時過ぎ滋賀の自宅に到着・・・

 葬儀の手配をして、13時に火葬、15時に軽くなったニャース
を持ち帰った。

 何れは庭の土に返してやりたいと思っている。

 急性腎不全だと思われるが、長い間苦しまずに、私の声を
電話で聞き、家族に看取られて逝ってしまったのがせめても
の救いだと思っている。

  あまりにも突然すぎて、家族全員まだどこかにニャースが
隠れていると思っているし、1週間近く経っても、ニャースが
通れるように、ドアの隙間を空けていたのが思い出される・・・


うちのニャース君 - 完 -  

 



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