Hilde Louise / Eleven Nights
ノルウェーのジャズシンガー、ヒルデ・ルイスの1st。ジャズシンガーといっても Jane Monheit のような流麗な本格派でもなく Cassandra Wilson な感じでもない。ロリータ度を落とした Lisa Ekdahl みたいだ。邪道系というか。まあ、ジャズというよりも2~30年代のスタンダードと言ったほうがシックリくる感じである。
ポロロロロンというピアノの前奏から、蜂蜜をかけた練乳のような甘いヴォーカルがけだるそうに歌い出す。アンニュイなメロディを。かなり良い。おまけに泣きのトランペットも大盤振る舞いである。ピアノソロもディープにいかず、ポップミュージックとしてもちょうどいい按配だ。
ジャケットのイメージ通りというか、2~30年代のアメリカの酒場でブロンド美女が歌ってるような、そんなアルバムである。また、こんな言い方はかなりヘンなのだが、ちょっと前に流行ったいわゆる「昭和歌謡」な色合いもかなり濃い(ソウルを聴いてスタカンみたいと言ってるようでやや気が引ける表現なのだが)。
異質なキューバテイストの⑩もイイ出来だし、この手の人で全曲自作というのも珍しく、今後もかなり幅広くイケそうである。
ノルウェーのジャズシンガー、ヒルデ・ルイスの1st。ジャズシンガーといっても Jane Monheit のような流麗な本格派でもなく Cassandra Wilson な感じでもない。ロリータ度を落とした Lisa Ekdahl みたいだ。邪道系というか。まあ、ジャズというよりも2~30年代のスタンダードと言ったほうがシックリくる感じである。
ポロロロロンというピアノの前奏から、蜂蜜をかけた練乳のような甘いヴォーカルがけだるそうに歌い出す。アンニュイなメロディを。かなり良い。おまけに泣きのトランペットも大盤振る舞いである。ピアノソロもディープにいかず、ポップミュージックとしてもちょうどいい按配だ。
ジャケットのイメージ通りというか、2~30年代のアメリカの酒場でブロンド美女が歌ってるような、そんなアルバムである。また、こんな言い方はかなりヘンなのだが、ちょっと前に流行ったいわゆる「昭和歌謡」な色合いもかなり濃い(ソウルを聴いてスタカンみたいと言ってるようでやや気が引ける表現なのだが)。
異質なキューバテイストの⑩もイイ出来だし、この手の人で全曲自作というのも珍しく、今後もかなり幅広くイケそうである。