洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

トラキャン

2004-10-01 | CD
Trash Can Sinatras / Weightlifting

 グラスゴーのトラキャン久々の新作である。ぽーっとしたシングル「snow」を除けば10年振りくらいではなかろうか。待望というか、ほとんど忘れてた状態である。

 トラキャンといえば傑作デビューアルバム「cake」の①②曲目で Aztec Camera 1st級のインパクトで登場したのであるが、以降はずぶずぶと地味地味沼に陥ってしまっていた。

 いい曲もあるのだが(2ndの②などは名曲だ)基本的には「泣きメロじゃないのにゆっくりな曲」が多く、なおかつ全体的にこもった感じで「もっと元気だしてよ」な感じであった。

 ところがだ、聴いてびっくり。①がやたらパワフルなのである。間違ったCDを入れたのかと思ったほどだ(マジで)。ロックなトラキャン。なんか嬉しいぞ。得意の「泣きメロじゃないのに・・・・・」な曲もあるのだが全体的に突き抜けた感じがする。ジャケットのイメージそのまんまだ。アレンジもきらびやかだ。地味なバンドなのでこのアレンジは絶妙。Fountains Of Wayne のアダムなんたらさんの仕事らしいが実に素晴らしい。

 1st以来の傑作じゃないか、これ。感慨にふける。とは言っても実は買ったばかりでまだそんなには聴いていないのだが・・・・。まあ、大きく期待して聴いてしまうと「ふ~ん」なんて感じになりそうだが、トラキャンの新作に多大な期待をする人ってあんまりいないのではないだろうか。そんな人には嬉しい一品。秋晴れな一枚である。
 

 


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