洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

メトリック

2006-12-21 | CD

Live It Out /Metric

ジェフリー・ディーバーの「コフィンダンサー」をようやく読了。
後半、「はっ?、ナニが起こったの?」と頭の中で疑問符が渦巻く状態に陥りつつ、「うげっ!そういうことかい!」といたく感心して一気に読破。
面白いぞディーバー!
早く他の作品も読みたいところだが。。。


エミリー・ハインズ&ソフトスケルトン名義で「Knives Don’t Have Your Back」というなかなかに良いアルバムをリリースした、そのエミリー・ハインズがヴォーカルを努める本隊がこのメトリックである。

「Knives Don’t Have Your Back」ではピアノを全面的にフューチャーした、ダークかつドラマチックな泣きのサウンドを展開していたのだが、コチラの本隊はかなり趣が違う。
ヘヴィで印象的なギターがほとばしりながらもやや冷たげ。
チープなキーボードなどを絡めつつちょいとダンサンブル。
一連のニューヨーク系に近い色合いというか。。。

しかしながら、この系統としては今まで聴いた中では相当に良い。
特にM④「Too Little Too Late」、M⑤「Poster Of a Girl」、M⑧「Police and the Private」なんかの、ちょっと湿り気を含んだメロディを持つ楽曲が中盤で効いているし、「Knives Don’t Have Your Back」でみせたダーク感の断片がチラホラと顔を出す瞬間もあり、なにより絶妙にポップ。

このタイプのバンドとしては珍しく、通して聴いても繰り返し聴いてもオッケーな逸品である。
エミリー・ハインズのエネルギッシュかつ枯れロリかつガールポップな味わいのヴォーカルも良い。

My Space ←エリオット・スミスをカバーしてるアコースティックの映像が実に良い!