洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

プライド

2006-07-03 | プロレス・格闘技

例の問題後、初の大会となった無差別級GP2ndラウンド。
全9試合だったが、前5試合が実に貧弱というか、パッとしない内容。
アリスターvsホジェリオというカードもあったものの、なんか、どうでもよさげで、緊張感ゼロ。
フジが手を引いて煽りVの質を含めてイベントとしてのクオリティが落ちたとの評もあるが、もともと試合以外は適当にスルーしていたので、そのへんが琴線に触れない原因とも思えず、なんとなく不感症といった感じ。

GPのノゲイラvsヴェードゥムも、確かにヴェードゥムが過小評価されていて、実際はかなり強いとはわかってはいるものの、それでも判定でノゲイラが勝つとしか思えず、結果もそのとおりで、もうひとつ乗り切れない内容だった。
グランドの達人同士の試合にありがちな、KOの期待感が薄い打撃中心の試合展開+クロウト好みの寝技の攻防(期待値の範囲内)少々という試合展開は、まったく印象に残らなかった。

藤田vsシウバは、向かい合ったときに藤田があまり大きく見えなかったのでヤバイと思っていたら案の定やられた。
それにしても、藤田は準備不足というかナメていたというのか、寝ても立っても不用意な戦いっぷりで、言っちゃ悪いがお粗末な試合内容である。
証明したのは打たれ強さだけっていうのでは、昔のプロレスラーと一緒。年齢的な問題だと寂しいが・・・。

ジョシュが圧倒的な強さでマーク・ハントを完封して、いよいよメインの吉田vsミルコ戦。
さすがにこの試合だけは、かつてのプライドビッグマッチのテンションで迎える。
試合は、胴タックル、片足タックル、組み付いての首投げと、何をやっても倒れないミルコが、最後はローキックで吉田の足を破壊して完勝。
ローを効かされた吉田が開き直って、自分の右頬を指して「殴って来い」と挑発したところ、そこへのパンチをフェイントにして思いっきりローをぶち込んで試合を終わらせたミルコ。クールというか鬼?

それにしても、かつてはプライドを見終わると、W杯の日本vsオーストラリア戦レベルのエネルギーを使ったものだが、ここんとこ、とてもじゃないがそんな域には達していない。
この大会もGPなのに緊張感シャビシャビ。
さすがにメインは試合内容云々ではない熱があり、この切り札的カードをしてようやくプライドクオリティの熱さに達することが出来たというトコロ。
フジ云々以前に、先行きやや不安。
K-1のようにはならないで欲しいが。

 

 


W杯準々決勝

2006-07-03 | サッカー

なんとブラジルが負けてしまった。
まったくダメなゲーム内容が続いていたが、結局は強さを発揮して決勝までは進むものと思っていたのだが、最後まで低調なまま終戦。
この試合はちょっとした賭けをしていただけに余計に残念。
準々決勝前にマリーニョ氏が、
「今回のセレソンは歴代で何番目に強いチームですか」と聞かれ
「10番目くらいかな」と、別に普通のレベルって程度の回答をしていたが、結局、今回のセレソンは、メンツは豪華だったもののチームとしては大したことがなかったと、そういう結果になってしまった。
そんなワケないだろと、言いたいところだが、さすがに5試合とも低調な試合では・・・・。

イングランドもまったく同じような体たらく振り。
確かにルーニーの退場はあったものの、それ以前にデコのいないポルトガルに対して強さを見せつけたシーンも無く、大会を通していいところなく敗退
中盤の2枚の大駒、ランパードとジェラードがその能力をほとんど発揮出来ず。
両国とも史上最強といわれながら凡庸なままW杯を去ることになってしまった

それにしてもこの試合、許し難きはポルトガルのクリスチァーノ・ロナウドだ。
マンUではルーニーの1/3程度の働きしかしてないくせして、まんまとルーニーを退場に追い込みやがった。
チームメイトを嵌めるとは信じ難い奴。
オランダvsポルトガル戦で共に退場となったバルセロナのデコとジオが、隣に座って仲良く?話していたシーンとは大違いだ。
ルーニーも、彼とは一緒にやりたくないと言っているらしいし、イングランドではかなり厳しい状況に晒されることは間違いない。
大体、マンUというビッグクラブに籍を置きながら斜陽の(マンUもだが)レアルに行きたいなどとノタマウ不届き者だけに、レアルはレアルでもソシエダかサラゴサへでも売っ払ってしまえと思うわけである。

しっかし、アルゼンチン、ブラジル、イングランドが敗退。
裏トーナメントでもやって欲しいくらいだ。
準々決勝前までは盛り上がっていたが、ややトーンダウン。
もちろん、ドイツvsイタリア、フランスvsポルトガルも絶品カードに違いないが、そもそもアルゼンチン好きだし、まあ、このへんは準々決勝クラスだったら極上カードだけど準決勝で2枚並ぶのはちょっとどうよと、いう気がする。
結局、南米2強がともに沈んだのが実にイタイ。

こうなったら、普通にジダンに有終の美を飾ってもらいという気分だが、追い風に乗った感のあるドイツが地元で華々しく優勝するような気もするし。とりあえず、ジダン、ポルトガルには勝って欲しいところ。