南海泡沫の後で

貨幣収集を時代背景とともに記述してゆきます。

ブラジル・20クルゼイロ銀貨(独立150周年記念)

2012年01月20日 23時47分29秒 | 投資
仕事中も土日の外出中も、何かしら個別銘柄に突発的動きや材料、あるいはエマージェンシーが出た際にいち早く知ることができるのがヤフーファイナンスやブルームバーグではなく…

実はヤフー掲示板。

恥ずかしいことだが、正直ヤフー掲示板が一番早く知ることができ重宝している。
特に投稿数の多い9501東京電力は何かあってもすぐ誰か投稿するし寄り付きや引けの株価も投稿板でだいたい誰かが投稿するのでいちいちネット証券にアクセスしなくても早く知ることができる。
ヤフーの有料サービスは使っていない。特にリアルタイムで株価を知る必要もない。どうせ仕事中は無理だしデイトレしているわけでもない。
もっとシビアに売買するのならリアルタイムで株価にすぐアクセスできないといけないだろうが、その状態はつまり家にいることあるいは出先でもノートで売買する状態であろうが、営業車でケイタイ売買がせいぜいなのであるし、短期売買でもそんなに毎日のように発注しないので、いまのままで足りている。分割して買っていく場合は毎日発注するが、基本売買回数は少ない方がいいと思っている。

掲示板のほとんどは見る必要のない買い売り別れてのトークバトルなのだが。



で、国内の個別株の話。

9501、4406他買い持ちしているが。
最も期待しているのは4406新日本理化。
春にはかなりの踏み上げ相場になると期待している。昭和の最後の相場師のドラマを感じて買ったわけだが、楽しみにしている。
到底現時点では相場が終わる気配がない。ずーっと上げていく。もし大量に空売りしていたら破産してしまうだろう。

空売りは命までと言われるが、これは買いも同じこと。レバレッジを使いすぎるからそうなるだけ。
買いすぎ売りすぎが原因。
最初にやたら一目散に買いすぎ、あるいは売り過ぎにハマるから損切りできなくなる。

最悪なのは資金を用立てて追加投入し同じポジションをナンピンしようとすること。
ある程度ここまででやめておくというところを決めてそれ以上はポジションを積み増ししないように気をつけたほうがいいと考えている。
そうしないと際限なく資金を投入したあげく恐怖に耐えきれなくなり結局投げる羽目になる。

おとなしめのポジションならば当初の狙いが合っていれば目先の上下動など気にならず持ち続けることができるし、
いざ思いもよらぬ展開になって間違いに気がついた時も冷静に判断できる。続けるべきか否かを。

大きすぎる玉は間違いかどうか判断できなくなる。身の丈に合った形がいいのだ。


ところで、投稿板の話に戻るが…いろいろな罵詈雑言、デマゴギーの類もあるが、良心的な投稿もあるとは思う。
教わることも多い。忘れられないこともある。正直ヘタな売買をたしなめられたりなどなので、恥ずかしいのでいちいち書かないが、
私のような一人でやっている者、師匠も先輩も仲間もその道ではいない者にとっては結構有難いのである。
投稿を見て投資は危険などよく言われるが、それは何でも同じこと。テレビ、新聞、本や有名人の発言等。
何を見ても同じ。騙されるのは何によるかなど関係ない。チャートに騙されることもある。自分自身にも。

決めるのは結局最後は自分。


注意している投稿者も3人ほどいる。もちろん尊敬しているというわけではないのであるが、その人々は当たり屋だったりするので
見かけるとスタンスを注意しているのである。



今夜のコインはブラジルの20クルゼイロ銀貨。独立150周年記念コインである。

ブラジルの独立150周年は1972年で、このようなデザイン指向を強めたコインとなった。つまり独立は1822年。
というのも、ブラジルは戦後首都を1950年代から建設した都市景観デザインに凝りに凝ったブラジリアに移すなど
なぜかえらく未来志向が好きな国になっていた。
実際のブラジリアは政治家の虚栄心と建築家の幻想でできた都市のようなものだ。住民には住みにくいと言われ、しかも莫大な建設費、遷都費用でその後のブラジルの国家財政を傾ける原因の一つともなった。
このコインはブラジリア遷都からは時間がたっているが、誇らしげに裏面の方はブラジルの地図とブラジリアの位置から放たれる光線のようなデザインとなっている。
サイズはクラウンサイズ程度。34.1mm、18g。0.900の銀貨。

独立150周年記念コインは他に1クルゼイロニッケル貨、300クルゼイロ金貨も作られた。
デザインは同じ。まー私に買えるのは、20クルゼイロ銀貨だ。
エッジが硬い感じで優れたデザインとはいいかねるもののアジがあり気に入っている。
このころのブラジルのコインのデザインは未来志向とでもいうか、古い古典的デザインを脱ぎ捨てようとしていた努力の跡が見える。

しかしブラジルの経済は以前書いたように悪性のインフレと経済力の大幅低下で苦しさを増す。
スラムには犯罪がはびこり映画「シティ・オブ・ゴッド」で描かれたような壮絶なストリートギャングたちの
犯罪・殺人が横溢するのである。
ブラジル貧困層の現実は、内陸の幻想都市ブラジリアの風景とは同じ国、同じ次元であるとは思えないものがある。

しかしブラジルのコインは「シティ・オブ・ゴッド」の凄まじさとはあまり関係なく結構いいコインが多いので
欲しくなるのである。

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