南海泡沫の後で

貨幣収集を時代背景とともに記述してゆきます。

アメリカ・1セント青銅貨(インディアンヘッドセント)

2012年02月05日 00時48分53秒 | 投資
アメリカの19世紀の1セント青銅貨。通称インディアン・ヘッド・セント。
小さい小銭だがお気に入り。(最近みみっちいコインばかり??…)

このコインは、1859年にまず白銅貨で発行されたがすぐに絵柄に一部変更が加えられ、1860年から1864年まで発行された。その後
白銅貨から青銅貨に材質が変えられ、1864年から1909年まで延々と発行された。サイズはΦ19、3.11g。白銅貨の方は大きさは同じで4.67gと少し重かった。
このコインは大量に作られ、平年のものならば当然入手は容易だが、特年やプルーフ、文字などのディテールの相違などによるレア度が高いのもありそういったのはコレクターアイテムになっていよう。

前述したが私はそういったレベルには到達しておらず、ありふれたもので楽しいのでどうでもよい。
写真のコインはそうしたありふれた年号のもの。1894年である。

絵柄は、インディアンの羽飾りつきの冠をつけた自由の女神の横顔。羽飾りにのバンドのところにはリバティーと。
絵柄はなんとなくユーモアと言うか可愛らしさがあり憎めない。美しいと言うのではないが
親近感がある絵柄だ。
この青銅貨、40年以上発行され続け、大量に作られた。さすがに1909年に絵柄が変えられるが、なぜかリンカーンになる。

私のこの写真のインディアンヘッドセントは、摩耗少なく錆もなく、色具合がなかなか渋いコインだが、
インディアンヘッドの上あたりに小穴が開けられている。

古いコインには良くあることだ。目的はわからない。いったい誰が空けたのか?
装飾用か、工芸用にしたか?工芸用か、装身具にしたとは考えにくい。穴の空け方が稚拙でぎざぎざであるから
職人などではない。

思うに子供にひもをつけて首からぶら下げさせていたか。
何しろ昔は交通手段も通信手段もほとんどないに等しい。もしはぐれたら自分で何とかしなければならない。
その時に1セント貨を持たせておけばという親の考えからであろうか。

たかが1セントで何ができたかとも思うが。
ただのペンダントあるいは御守りみたいなものかもしれない。



コインに穴をあけたり小さな輪を細工してくっつけたりしてあるのはヤフオクなどでも時折見かける。
国内のコインにはさほど見ないが中国のコインなど多く見かける。とくに中華民国の1円銀貨の類。
袁世凱1円銀貨や開国記念幣などに多い。

これら中華民国の穴あけコインは、当然、持ち主が戦乱やなにか緊急避難しないといけなくなった際の
避難用資金に身に付けられるようにしたのだろう。首からぶら下げて、もし一大事の際に身一つで逃げても
その後どうにか生き延びられるように・・・

古くから国と時代の変わり目に、侵略と略奪に襲われてきた中国庶民の知恵なのだと思う。
わが国ではそこまでする習慣は少ない。中世などはシビアだったとは思うが…

元に戻るが、また機会があれば1900年代に入ってからのこの1セント青銅貨も買ってみたい。アジがあるのだ。
2,3枚あってもいい。また、中華民国の1円銀貨でペンダント用のリングがつけられているのも買ってもいい。
ドラマがあるから。



ウォール街。
雇用統計が良かったとかで上げてきた。
しかし雇用統計後どれほどこの上昇相場が持続するかだ。
あれほど取りざたされていた欧州債務問題。米国の債務上限問題。

何もなかったかのようだ。指標が良かったということ。
永久には上がらない。何かのきっかけで大きく下がるはずだ。ダウを売るタイミングを考えたい。
相場とは本当に相場の都合で動くものだ。レバレッジが逆向きに振り子のように揺り戻してくるとマネックスのアナリストが言っていたが
そのようなことは忘れ去られたかのようだ。



CFDもFXもいじっていない。CFDでダウと金をショートしてみたいがもしかすると5月までこの上昇相場が続いたら
と考えると躊躇してしまう。あわてずゆっくりとやるのだ。わからないならしなくてもよい。

個別株は特に変更はないがK氏銘柄が調整している。一本調子に上げ続けることはいくらなんでもできない。
下げては少しづつ上げていく。その流れで間違いなかろう。信用期日を利用するつもりなのは明確だと思っている。
それに以前書いた例の件もまだ途切れていない。実際に先週にもいまだメッセージがあった。
3日にはやや強めの調整が入ったが、この程度の下げで恐怖に襲われて売ってしまっているようではこの仕手株は勝てない。

だが、例の件もありこれはとても面白いゲームだと思っている。もしなにもかも勘の通りにいけば、忘れられない経験になるだろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿