風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

2014年 登り初め 雲取山 前編

2014年01月05日 12時03分19秒 | ハイキング・登山

元旦に長崎から博多経由夜行バスで神戸に2日朝に着くと、その日の夜に今度は東京行きの夜行バス
に乗って3日朝に新宿へ、という超ハードな移動。

新宿から西武電鉄で秩父駅に移動しみねりんさんと合流したら、三峰神社行きバスに乗ってやっとこさ
登山口である三峰神社に到着です。

西武新宿(7:09)→(8:52)西武秩父(9:10)→(10:25)三峰神社

二人とも初詣をしていなかったので、登山の前に三峰神社を参拝。
道沿いの奉納記念塔に書いてあるのが奉納金額ではなく、「檜苗木参萬本」とか苗木で書いてある
のがおもしろい。



立派な山門です。かなりの山奥(標高1,100m)にもかかわらずたくさんの人がお参りに来てました。
観光地でもあるのか、境内には神社オリジナルグッズショップや地酒ショップまであった。

何故かバスを下車するときに神社の福引券をもらったので、みねりんさんと「お酒とか当たったらどう
する?!」などと捕らぬ狸のなんとやら・・・。みねりんさんはペン、私は長寿箸をいただきました。

今日の目的地である雲取山荘までは歩行時間5時間となっていて、始発のバスが10:25と遅いため
あまりゆっくりしてはいられないので、イモ田楽を横目に本来の登山道へ向かいます。



ここが登山口。三峰神社の奥の宮があるので鳥居がかかっているのかな?
ここに登山届のボックスとカウンターがありました。



うっかり間違えて一番右端を押してしまいました・・・。(笑)すみません。本当は右から2番目です。
いよいよ出発!(10:58)

お参りする人がけっこういるのか、最初は雪は少ないものの裏六甲みたいに凍っているので慎重に
進みます。登りなのでアイゼンは付けないでも大丈夫。



雪は例年より多いよう。でも2日にトレースが付くと雲取山荘のHPに書いてあったとおり、しっかり
踏まれていて終始歩きやすい道。

炭焼平を経て地蔵峠手前の急登を必死に登ると、展望が開けて、ごつごつした両神山とその後ろに浅間
山まで見られた。本当に思った以上の良い天気。



やっぱり天気がいいと、楽しいね。

その少し先に霧藻ヶ峰休憩所があり、秩父宮の巨大なレリーフが付いた大岩ときれいなトイレも。



ここからも両神山がよく見える。

時刻は12時13分。休憩所でコーヒー300円を頼み、新しく購入した山専ボトルに昨夜熱湯を入れて
きていたので、スープヌードルを作ってお昼にする。さらに小屋番のおじさんがサービスしてくれた甘酒
をいただきエネルギー満タン!

トイレを済ませたらここで6本爪アイゼンを着けて出発です。(12:45)



ちょいガチガチの登山道を10分ほど下るとお清平に着き、「ここからがもっともキツイ登りとなる」と書い
てある登り道になるのだが、傾斜は地蔵峠手前のほうがきついと思う。むしろ勾配よりも、ここから白岩
山までの行程がとても長く感じた。

というのも、白岩山までの標識とかが、より距離を長く感じさせるのではないかしら?

 

 「前白岩の肩」(13:33)   はい、「前」が付いてるうえ、「肩」も付いてます・・・。

 


前白岩山に向かう尾根はとってもいい感じのコメツガの森でした。



「前白岩山(13:54)」 ええっ!?「前白岩山」って「白岩山」とは別の山なの?よく見ると先のほうに
山頂のようなものが見える。白岩山になかなか着かない・・・。

さらにそこから20分ほど行くと白岩小屋に到着です。



遠目に見るといい感じの山小屋に見えたけど、今は閉鎖していて、中を覗くと外でテント張るほうが
良さそうな感じ。(笑)

白岩小屋からさらに25分ほど登ったらやっとこさ白岩山に着いた。ブラボー!(14:40)



山頂の割には展望はない。でもベンチがあったのでしばし休憩。は~疲れた。

ここから芋の木ドッケを経て大ダワまでは下りとトラバースになって楽ちんだ。
ちなみに「芋の木」とは「コシアブラ」のことらしい。確かに芋の木ドッケ周辺にはコシアブラの木が見ら
れた。「ドッケ」は「突起」が訛ったらしい。「コシアブラの木がある尖ったところ」って意味なのかな。



でも、一部細いところもあり、谷にうっかり足を滑らせでもしたら怪我はなくとも這い上がれないほど
の急斜面なので、あまりよそ見はしないで慎重に歩く。

尾根の左を巻くようになると暗い樹林帯となるものの緩やかで危険も少ない道なのでさくさく進んでいく
と、大ダワに着いた。(15:24) 



ここから山荘までは30分の登りとなるので、ここで少し休憩し、登りに備える。
でも16時には小屋に着ける目途が付いてホッとした。

ここからは男坂と女坂の道があったけど、女坂を選択。
半分くらいはあまりトレースがしっかりしてなくて歩きにくかったのと、疲れが出てペースが上がらず。
牛歩の歩みで尾根を越え、やっとこさ雲取山荘に到着です。(15:54)



三峰神社ルートではあまり登る人に会わなかったけど、小屋はけっこうな人がいました。どうも奥多摩
側から登る人のほうが多いみたい。



1泊2食7,500円で、部屋には豆炭のおこたが♪ この炬燵、次の日の朝になっても暖かかくてすごい!
小屋には乾燥室がなさそうだったので、シャツなどは炬燵に入れて乾かさせてもらった。
この日は2組4人でこの部屋を使えたので、炬燵の周りに布団を4組敷いてゆったり寝られました。

お正月三ヶ日ということで、樽酒と甘酒が好きなだけって感じで振る舞われていたんだけど、自分たち
でもお酒を持ってきていたのでそちらを飲みきるために結局手を付けず。

更衣室もなさそうだったので、男性陣にしばらく出て行ってもらって女性だけで着替えさせてもらう。
トイレはウォームレットだし、トイレ内にヒーターも設置されていて快適でした。

夕食は6時からだったので、その前に同室のカップルとビールとおつまみで乾杯し、今日のルートや
これまでの山の話などしていたらスタッフから夕食のコールが。



この日はハンバーグ、わらび、ポテトサラダ、オムレツ、冷奴、ごはんにお味噌汁のメニュー。
最初からご飯がつがれていてうっかり手を付けてしまい、全部食べるのに苦労しました。
お食事担当の男性スタッフの口上がおもしろくて受けた。



部屋に帰って飲みなおし、と思いましたが夕食のボリュームがすごかったのでとてもおつまみを食べる
気力が・・・。ちなみにこれはみねりんさん持参の秩父錦特別純米生酒。

消灯は9時となっていたが、同室の男性が眠たそうだったので8時30分ころには寝ました。
2日ぶりにまっすぐに眠れる・・・。

明日はくもり予報だけど、どうかなあ?


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