風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

ネパール ナマステ旅日記 その22

2009年10月28日 08時59分46秒 | ネパール2010,2008

 ナムチェ・バザールは標高が3400mあり、ここで高度順応のため連泊するのが
普通だ。
 私達は2日目の今日はナムチェから1時間30分ほどで行けるシャンボチェの丘に
あるエベレスト・ビューホテルに行き、エベレストを見に行くのだ。

 午後になると雲が出て見られなくなるといやなので、朝6時に朝食、6時半に出発する
ことに。

 朝5時過ぎに目が覚めたので窓の外を見ると、昨日の午後とはうって変わって、ナム
チェの町がきれいに見え、右手にはコンデ・リがそびえ立っていた。
 ヒマラヤに来たんだなあと改めて感じたのだった。

  

  6時にダイニングへ行き、朝食をしっかり食べる。

  

  今朝は焼き餅が出てきたので、私はお味噌汁に入れ、夜光虫さんはしょうゆを
 かけて食べた。餅まであるとは・・・。

  今日は連泊なのでチェリンさんやL.P.さんは荷物を持ってないので私達のリュック
を持ちますよ、と言ってくれたのだが、それではりこぼ夫婦に笑われてしまう。
 せめて自分のリュックくらい自分で持ってエベレスト・ビューに登るぞ!

                       

 冷たい朝の空気の中、ロッジを後にして坂道を登っていく。

 民家の脇を抜けてシャンボチェの丘に向かって伸びる階段はかなり急できつい登りだ。

  谷間にあるナムチェの町はまだ暗い。

 

 朝6時過ぎにはきれいに見えていたコンデ・リには早くも雲が湧いてその姿も見え
なくなってきた。

 寒いので上着を着込んで登ったら、すぐに暑くなってどんどん脱いでいく。日が当た
り始めるとさらに暑さが増す。
 夜光虫さんはもともと高いところではすぐに息切れしてしまうのだが、ここでは本当
に辛そうだ。

 

 ナムチェの町が真下に見え、小さくなっていく。がんばれ、がんばれ!
 本当にきつい登りだ。 1時間ほど登るとやっとシャンボチェ空港のある丘に着
いた。でも、空港と言ってもただの荒地にしか見えないが・・・。

 しんどいだけのようなこの道にも楽しみはあった。それはお花。

 

 日本では見たことのないりんどう系の花や、エーデルワイスがたくさん咲いていた。

              

 そうして右手にはタムセルクがドーンとそびえ立っていてこれまたカッコイイ。

 

  シャンボチェの丘はそれでもなだらかに登っており、その緩やかな丘を歩くだけで
息切れする。ここは3800m以上で富士山より高いんだからある意味当たり前だ。

 でも、そんな険しいイメージはまったくない。なぜならネパールの森林限界は日本
と違って4000m近くまであるから、この丘も緑の丘で針葉樹が茂っており、まったく
のどかな雰囲気なのだ。

 

        さあ、あともう少し(のはず)。がんばろう!