老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

465;生理的欲求と介護 ②  「生理的欲求と赤ん坊」

2017-10-11 08:57:35 | 介護の深淵

 生理的欲求と介護 ②  「生理的欲求と赤ん坊」

マズローの欲求5段階説 なんだか硬い話のような感じになり
それは介護と、どう関係があるのか

人間生きていく上で
 「食べる」「ウンションをする」「眠る」 
欠かすことのできない生理的欲求であることは
生きている自分自身がよくわかる
それらは、空気と同じく当たり前の事としてできている
空気みたい行為である
空気が希薄になると人間呼吸が乱れ苦しくなって、はじめて空気の有難みや存在がわかる
人間 病気や大きなケガをしたとき、
不自由になり「食べる」「排せつ」「眠る」こともままならず
生理的欲求が満たされない危機に陥ったときに、
食べる、排せつ、眠るという、「こと」の有難みがわかる

ここで赤ん坊と生理的欲求がどう関わり合うのか、考えていきたい
赤ん坊は、純粋無垢であり、顔を見ているだけで心がほぐれる
あなたの笑顔(微笑み反応)に癒される存在
しかし赤ん坊は、母親や保育士のお世話がなければ生きてはいけない
母乳、ミルクそして離乳食、オムツの取り換え、添い寝のどれかが満たされないと
ぐずりはじめ、それでも母親が気がつかないと泣き始める

赤ん坊は泣くことが仕事 とよく言われる
赤ん坊は いまなんで泣いているのか
腹をすかし泣いているのか
オムツが濡れ気持ち悪くて泣いているのか
眠くて泣いているのか
赤ん坊にとり泣くことが言葉であり
母親は泣き方の違いを感じ取ることにより
この泣き方は
母乳なのか、オムツなのか、眠いのか を見極める
これは何れも人間最初の生理的欲求である
赤ん坊は無力な存在に置かれている
誰かの世話を受けなければ生きていけない
だから赤ん坊(人間)の欲求の始まりは上記の3つ(ピンク文字)からである
健やかに成長していき 「ヒト」から「人」になるのも
生理的欲求を満たしていくことで、母子の信頼関係も培われていくのである



最新の画像もっと見る

コメントを投稿