韓国についての覚え書き

近くて遠かった国、韓国
ドラマ・映画の視聴を通して
色々な発見や文化、ことば、疑問など
その時々に記録していきます

私たちの幸せな時間

2008年01月05日 | 韓国映画
 ず~~~っと 見たくて見たくて。
去年の暮れにDVDの発売とレンタルが開始されたけど、暮れは旅行に行っていたし、帰ってからも何かとあわただしく…。昨日やっと借りに行きました。通常映画の新作って、少ないんだけど10本以上並んでいて、すんなり借りることができ、幸せ!!

 カン・ドンウォンssiの演技が見たかったし、相手がイ・ナヨンssiなので、とても興味がありました。
 それにしても、韓国は事実上の死刑廃止国になっているこの10年を考えると、これっていつの時代の映画なんだろう、と思ってしまう。10年以上前?それにしてはイ・ナヨンの使っていた携帯や インターネットの環境からして、う~~ん、やっぱり最近?と思ってしまうし。じゃあ死刑って、いったい何の話?まったくのフィクション??とか ちょっと思いながら見ていました。死刑廃止の心情を盛り上げるために作られたお話なんでしょうか?本自体、韓国でかなり売れたそうだし、和訳はあの蓮池薫さんだしね。書店で本も売っていましたが、興味はありますね。

 映画だけあって、絵的にはきれいです。冬景色のシーンなんて、とてもきれい。で、なぜか先に死刑執行になってしまう人の役は『太王四神記』に出ているオ・グゥワンロクssiで、なんだかとってもよい雰囲気をかもし出していて、『この人が何の罪を…』なんて、思わされてしまいます。

 ドンウォンssiは、孤児でしかも死刑囚、という役を演じていますが、根底に流れる人の良さ、ってのがあって、やっぱり同情してしまいます。

 罪を犯して→死刑、というのは 人間の作り出した制度でそれが良いか悪いか私にはわからないけれど、被害者の立場に立てば、裁判なんて本当に人を馬鹿にした制度だと思うし。ずっと死刑を待ちながら刑務所にいさせるのも 許せないことに違いないと思うのです。
 だから、私は悪いことを自覚的にやった人たちは、その人たちで暮らす島でお互いに悪いことをしながら暮らすのが一番いいと思うのですよ。

 話がそれますが、これを見て、ドンウォンssiの作品はもっと見たい気持ちになりましたね。「マジック」DVDの発売が2月かららしいので、レンタルも始まるかな?楽しみです。

 久々に、泣けてしまいました…。
コメント
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