向かったのは、創業安政元年(1854年)の蔵元さん。
安政元年、今から164年前、彦根藩主だった井伊直弼より酒造りを命じられて創業。
滋賀県の琵琶湖の東に位置し、近江米。そして鈴鹿山系の伏流水。はたまた伊吹山の寒風、
酒造りに欠かせないものが最高な状態で、この蔵元に集まったと。それがここ。
井伊直弼が城主を務める国宝の彦根城は、その別名を金亀城(こんきじょう)とされていたらしい。
その彦根城の城主から酒名を『金亀』と、賜った初代岡村多内(おかむらたなえ)さん、
由緒あるお名前を呼び捨てには出来ない!って、お酒の名前”金亀”を、
お城の『こんき』とは呼ばず、『きんかめ』と読むこととしたそうな。
ここ、岡村本家さんのブランドは、件の金亀と、大星・・。おおぼし。
大星についても、分かり易す~く説明してくださったのだけど。
私の集中力は金亀で途絶えていた模様。バスの運転手さんがトイレに行ったの気にしてた。
でね、娘っこに聞いてみても『おおぼし?何それ?七夕のお話のチーム?』って、全く聞いてない。
この後、なんのガイドも付くでは無し。勝手に廻って勝手に解釈しろ的な工場見学。
これは・・・どうなんでしょ?時間が、何しろ朝の渋滞で時間が押してたからかもしれないが。
工場見学、順路は2階へ。薄暗い2階、どこが順路!?って・・・・・・。
いち早く見つけたさ。1階への階段、復路の順路。なので、いち早くここに。
この後、大混雑になった試飲カウンター。自分で好きなだけ注げるのですもの!!
甑(こしき)、箱麹、小仕込、本艚袋搾り、熟成・・・。昔ながらの酒造りを今尚残しての醸造。
『長寿金亀』ってのは全て純米酒。シリーズは40~90までの6種類を、
精米度合に、火入酒、生酒、熟成酒、古酒を醸造し、それぞれの味わいを楽しめるとか。
金の亀は、酒神・松尾大社のお守りにもなり、延命長寿を願うものでもあるそうな。
さ、デザートに甘酒も頂いて、バスに戻りますよ。
金亀・大星醸造元 岡村本家
滋賀県豊郷町吉田100番地
TEL 0749-35-25838
さ、満を持して、このツアーのタイトルを発表いたしましょう。
おはよう朝日です!で紹介されたこのバスツアー。
『日本三大和牛 近江牛鉄板焼きと、カラフルトマト狩り体験&彦根ぶらり食べ歩き 岐阜・滋賀日帰り』
そう、往路に立ち寄る筈だった”カラフルトマト狩り”は、元々数日前に、
天候不良による発育不足と病害って、1日前にお手紙が届いたのだ。ま、しゃ~ない。
その穴埋めにと、プチトマト200gのお持ち帰りと・・・・・・。
竜王町での桃のもぎ取り体験!!って。
むお・・・そんな無理せ~へんでも良いやんって思いましたよ。
昨今の異常気象、トマトに何かあってもしゃ~ないし、1パック頂けたし、もういいやん。
気温、37~38℃にもなったこの日。
バスから降りた時点で、その日差しにその紫外線に総攻撃され、タジタジ・・・・・。
桃~桃~。桃狩りって言ったって、ミカン狩りみたいに、その場で食べてる訳でもなし、
もいだらもいだだけ、持ち帰れる訳でもなし、さ、どれにしようか・・・っって、暑いし!
暑いし。もうどれでもいいや!って、もぎ取ってきたの、結構良い色してるけど・・・。
もうちょっと良い匂いが漂ってきてからって、寝かしてます。
この果樹園、もうすぐ梨狩りってのも楽しめるようです。
フルーツパーク陽平
滋賀県蒲生郡竜王町大字山之上6891
TEL 0748-57-0352
往路予定のトマト狩りが桃狩りになって、それが復路に変更になるとか、
いきなりの大渋滞にはまるとか(お蔭で本を1冊、読了。誉田哲也の”ノーマンズランド”おススメ)、
ハプニングは有りましたが、とっても充実した楽しい1日でした。
阪急トラピックスさん、そして今回のバスは阪急バスさん。
&一緒に旅した同じバスの皆様方、とってもお世話になりました。ありがとうございました。