HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

L.E.M.S.S-P2・・・3

2015-12-13 20:48:32 | ナイフショウ
カンファレンス「タクティカルナイフの定義」を垣間見て。
日本でタクティカルナイフが紹介されたのは2000年前後で、スペシャリストが使う戦闘ナイフというモノでした。
切る、突くだけでなくバールの様にコジれるベビーデューティーなナイフです。
切削痕の残る無愛想なナイフは賛否両論でした。
さらに10程前の1990年初頭、湾岸戦争で使われ始めた(テレビのニュースでも見られる様になった)装備のモジュラーシステムの一部であるというのが私の考えの基本となります。
その後のアフガン紛争、イラク戦争を経てモジュラーシステム、
ナイフも進化して今に至りますが、一般兵として戦闘を経験したビルダーが製作する“戦闘用以外に使うユーティリティーナイフ”もタクティカルナイフとして紹介される様になってます。
多様化したタクティカルナイフは消防隊やセキュリティ分野にも浸透し
●もはや戦闘ナイフの事ではない
というのが会場の一致した意見だったと思います。
他にも
●経験から出来上がったスタイル
●新素材の使用と特性を生かした革新的なスタイル
●専門的に区分けされている・・・専用設計
といった意見が出ています。








〈アウトドアユースにおける戦術的仕様の追究〉
軍用ナイフとして発展してきたタクティカルナイフですが
●P.M.Cの台頭
●アウトドアメーカーのミリタリーライン製造
など時代として考えると軍と民との境界線は曖昧になってます。
さて、私が会場でも例として持ち出したのが“バックカントリーボウイ6インチ”・・・実はこの為に作りました。
前述のモジュラー対応のビバーグ(サバイバル的なキャンプ)ナイフとして考えています。
会場ででた意見と合致するところもありますが、今のところ説得力があるかは分かりません。
タクティカルナイフの可能性を考えるには私には十分な課題かと。

〈まとまらないまとめ.〉
哲学的な話はまとまらないのは皆さん分かっていました。
●定義を定める必要はあるのか?
●個人的な価値基準で良いのでは?
という意見も出ていますが、会場にいる人達が時間を共有し、考えながらショウを変えていくのも貴重なのではないかと思います。
タクティカルナイフのショウだけでなく“タクティカルなショウ”になると面白いかと。
ショウ終了後に出展者側の感想
●意外にまとまったね!もっとダメかと思った
次回もチャンスがあれば幸いです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« L.E.M.S.S-P2・・・2 | トップ | Delta-1 “ASSAULT” »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿