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2020/3/9 |
~ |
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2020/3/13 |
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記入日 |
2020/3/7 |
1.来週の見通し |
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ドル/円 |
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104.00 |
~ |
108.50 |
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米国で、新型コロナ被害が拡大、(特にサンフランシスコ沖停泊中のダイヤモンドプリンセス号での陽性判明者、発症患者・重症者拡大はおよそ1ケ月前の日本での感染拡大初期を連想させる)。被害が本格的に(欧州)米国で顕著となるに伴い、米国資本市場に一極集中していたマネーのリスク資産からの逃避がさらに大きな雪崩(地すべり)となるのではないか。先週は日韓はむしろ被害拡大が中国よりも大きかったが、これが、米国に比し拡大ペースに鈍化の兆しが出だすと、地滑り的な日本円への逃避はさらに高まるのではないかと予想する。とりあえずは年初一時的に示現した104.10という円高値を視野に入れる必要があるのではなかろうか。金融政策を緩和してもマネーは安全資産の国債にむかい実体経済にはなんのご利益もない。米金利低下(ゼロまたはマイナスに)と円高の加速という、結果になって跳ね返ってくるだけのように思われる。日本での沈静化がみえず、米国での拡大が予想ほどでない場合はいったん円に向ったマネーがドルに戻る可能性もあろう。 |
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ユーロ/円 |
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117.00 |
~ |
121.00 |
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先週、円につれて動いたユーロのため、ドル/円に比しユーロ/円は比較的安定した動きであった。日本での新型コロナが欧州より先に沈静化すれば、対ユーロでも円高に動く可能性が高いとみるが、来週その動きとなるかはまだ微妙かもしれない。早々に金融緩和を打ち出した米FRB(金利下げ)、日銀(ETF大量購入)とは周回遅れのECBが、無策のまま市場でマイナス金利の深堀りが進んでいる現状。ドラギなら量的緩和といったサプライズであっといわせてくれたであろうがとつい思ってしまう。ラガルドは死に体メルケルと心中する覚悟なのだろうか? 3/12はECBの政策会合。 |
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当資料は情報提供のみを目的として作成したものであり、特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。当資料は信頼できると判断した情報に基づいて作成されていますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。ここに記載された内容は事前連絡なしに変更されることもあります。投資に関する最終決定は、ご自身の判断でなさるようにお願い申し上げます。また、引用等別段の記載ないかぎり、当資料の著作権は著者「丙丁童子」に属しその目的を問わず無断で引用または複製することを禁じます。
2.先週の動き |
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無縁とタカをくくっていた新型コロナが欧米にも拡大。1/20以降全世界にウィルスをばらまいた張本人のWHOと中国は日韓はじめ中国以外の感染国の対策が不十分だと非難し、中国は韓日からの入国者を14日間隔離。韓日はお互いからの入国を拒否するという吉本顔負けのドタバタぶり。これに負けず劣らず右往左往したのがジャブジャブのマネーで、全体としてはリスク資産からなだれを打って(米国債や日本円に)逃避するも、新型コロナのニュースに右往左往、ダウは週中高値27102、週中安値25226、引けは25846. 日経平均は週中高値21219(日銀がETF買い出動)、週中安値20613、引けは20749 (シカゴ先物は20425の引け)。米国債は週初1.15%の利回り(FRBは緊急FOMCで利下げ実施)が週末には0.76%まで利回り低下(価格は上昇)。本邦国債はマイナス0.11/マイナス0.14%の利回り。為替では週末になって大きく円相場が動き円高値104.99をつけた後、105.34での越週であった。ユーロ/円は週初118.70の円高値、120.95の円安値をつけた後、118.87での越週であった。春節後、中国>日韓イラン>イタリア・欧州>アメリカ>アフリカ・オーストラリアと順次拡大しているところをみると、来週は欧州・アメリカでの被害拡大(重症者・死者の増加)、ロシア等への感染発見に進むようにも思われる。もしもかりに、中国・WHOの感染者数、状況把握が正しいのであれば、中国に続き、日韓では、新規感染者数は減少に向かうと期待するがどうだろうか。WHOの自分勝手な「パンデミック定義」には開いた口がふさがらなかった。「定義自体があとの祭り」予防という観点はゼロだ。 |
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レポート格納フォルダへのリンク 丙丁童子の為替レポート(週報)
格納レポート |
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200307__00来週の予想 |
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200307__01a相場を考える.(長期的な経済・政治情勢、の分析・現状認識です) |
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200307__01b相場を観る.(中長期的な為替・株(日経/NYKダウ)のチャート分析です) |
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200307__02先週の動き |
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20200302_06_経済指標実績 |
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20200229_06_一週間分日経メール |
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20200309_13_経済指標来週の予定 |
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20200309_13_外交安保-時事国際_来週の予定 |
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2020 |
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年相場の動き |
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みずほ銀行 「外国為替ダイジェスト」 200302~200306 (本邦祝日は休刊) |
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三菱UFJ銀行 Daily Market Report as of 200228 ~200306(本邦祝日は休刊) |