平方録

どこまで続くぬかるみぞ

ヤレヤレですナ。

就任会見もやらずに隠れて逃げ回り、国民が納税の義務を果たすために税務署の狭い空間で行列を作って確定申告の順番を待ち、それでも文句を言わずに義務を果たそうとしている最中、その総責任者は現場を放棄してさっさと辞めてしまう。
こんないい加減なことがまかり通るってんだからイイ国である。
権力を握っている連中にはこたえられないイイ国である。

アベなんちゃらのカミさんのアキエとかいう名のチャラ子から話が始まった森友学園に対する国有地払い下げ疑惑。
その経緯を記した決裁文書が財務省に残っているはずなのに、いつの間にかそれが書き換えられているんじゃないかという疑惑が持ち上がり、そんなことが白日の下にさらされたら一大事と政権は躍起となって隠ぺい工作に狂奔し始めたわけである。

何のことはない。
しゃべられちゃあ困るやつはいまだに保釈も許されずに拘置所から出してもらえていないし、カミさんお付きの秘書役で最初に財務省に問い合わせた女性事務官は遠くイタリア大使館に転勤させられて島流し状態である。
そして故意か偶然か、払下げの交渉を担った大阪国税局の職員が自殺までしたのだ。
この自殺、自発的なものか、はたまた何か得体のしれない怪物に追い詰められてのものなのか、知れたものではない。
なぜって、この職員が書き残した文書こそ、今国会で問題になっている「削除された決裁記録」だったのかもしれぬ。
小説だったりしたら、闇の大王が近づいてきて「あの文書はなかったことにする。お前さえ黙っていれば政権は安泰なのだ。残された家族のことは心配するな。お前ひとりでみんな背負ってどこか戻ってこれない遠いところに行ってくれ」とかなんとかささやくのである。
松本清張張りですナ。まさかとは思うけれど……

そして国会でウソの答弁をしまくって、その挙句アッパレな奴と国政庁長官の椅子まで与えられたサガワ君という小役人は、自分の意思というより、国会招致でもされて火だるまになる前に民間人にしてしまえという権力の座に居座り続け甘い汁を吸い続けたいと願う連中によってあっさり捨てられたということだろう。
哀れサガワ君は当面の間、天下り先も与えられず、しかし官房長官の意を受けたものから「分かっているな。余計なことは一切しゃべるな。悪いようにはしないから」といささか背筋を寒くしながら聞かされ、まん丸い目をさらに丸くして、生ツバをごくりとのみ込みながらこっくりと頷いたのだろう。

それにしてもなりふり構わぬとはこのことで、アベなんちゃら本人と、その周辺で甘い汁を吸っている取り巻き連中の慌てふためきぶりが目に浮かぶようだ。
こんなでたらめで腐り切った政権でもまだ天の網には引っかからないんだろうか。
テンモウカイカイソニシテモラサズって、ありゃぁ死語かね。ほこりかぶってるけど生きてるはずだぜ、あの類は。
そうでなくっちゃぁこの間の犠牲者も善良な納税者たる庶民も浮かばれませんぜ。



今朝、ブログを書きながらミント菓子を一粒出したらニッコリマークが浮き彫りになったのが出てきた。「見つけてにっこり! ラッキーレリーフ」って言うんだそうで、初めて見つけた。怒りながら書いていたので、和らげるのにちょうどよかったみたい。書き終わる直前にももう1個出てきて二度ビックリ、そしてもう1度ニッコリ!
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