林田力 Wikiブログ

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
『東急大井町線高架下立ち退き』『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』

ブランズ文京小日向 レジデンスに低評価

2010年05月31日 | 東急リバブル東急不動産だまし売り
東急不動産(販売代理:東急リバブル)の新築分譲マンション・ブランズ文京小日向 レジデンス(東京都文京区小日向4丁目)にインターネット掲示板で低評価の書き込みがなされた。ブランズ文京小日向には近隣住民から反対運動が起きた。現地は春日通りと東京メトロ丸ノ内線の線路に挟まれた崖っぷちである。そのため、騒音と風害がある。
また、近隣住民から反対運動も起こされた。風害という実害が問題になっている以上、近隣住民の反対感情が沈静化することはないだろう。インターネット掲示板では東急の評判の悪さも指摘された。不利益事実(隣地建て替えなど)を隠して問題物件をだまし売りした東急不動産消費者契約法違反訴訟や近隣住民を無視した二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)などにより、東急リバブル東急不動産の不誠実さは広く知られるようになった。
http://tokyufubai.blog28.fc2.com/blog-entry-1079.html
林田力「『歌舞伎町のシャブ女王』薬物依存の怖さ」JanJanBlog 2010年5月30日
http://www.janjanblog.com/archives/3953
林田力「宇宙開発の徹底的な事業仕分けを」PJニュース2010年5月30日
http://news.livedoor.com/article/detail/4797894/
http://www.pjnews.net/news/794/20100529_6
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『東急不動産だまし売り裁判』の完成図

2010年05月29日 | 東急リバブル東急不動産だまし売り
林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社)はパズルを組み合わせる読後感である。構成は周到に吟味されている。東急リバブル東急不動産の新築マンションだまし売りという完成図は最初から確定していた。そのために、ありとあらゆる断片が本来あるべき場所に存在し、ピタリ、ピタリとはまるべき場所に見事にはまっていく。読者は隠蔽されたマンションだまし売りから、遮蔽物を綺麗に取り去り、掃除してサッパリした感覚になる。
『東急不動産だまし売り裁判』には作品の力がある。好意的な書評が寄せられ、通の読書家には絶賛された作品である。自らを前へ前へと押し出し、運命を切り開いていく逞しさが存在した。
http://hayariki.seesaa.net/article/148486161.html
http://yaplog.jp/tokyufubai/archive/1227
http://blogs.yahoo.co.jp/shouhishahogo/61156581.html
林田力「中央区勝どき・東陽院に十返舎一九の墓所」JanJanBlog 2010年5月28日
http://www.janjanblog.com/archives/3842
林田力「シングルイシューの重要性」PJニュース2010年5月28日
http://news.livedoor.com/article/detail/4794627/
http://www.pjnews.net/news/794/20100528_1/
林田力「広島のオリンピック招致は被爆地を汚す」PJニュース2010年5月29日
http://news.livedoor.com/article/detail/4796858/
http://www.pjnews.net/news/794/20100528_12
林田力「警察の暗部も正直に『スマン!刑事でごめんなさい。』」JanJanBlog 2010年5月29日
http://www.janjanblog.com/archives/3914
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天安沈没事件調査報告を市民団体が批判=韓国

2010年05月27日 |  ニュース・時事問題
【PJニュース 2010年5月25日】韓国海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件について、韓国の民軍合同調査団は5月20日、朝鮮民主主義人民共和国の魚雷攻撃を原因とする調査報告を発表した。これに対し、韓国の市民団体は同日、記者会見し、調査結果を信用できないとする声明を連名で発表した。声明に参加した団体はキリスト教社会宣教連帯会議、仏教平和連帯、全国貧民連合、全国女性連帯、青年連帯、カトリック農民会などである。
http://news.livedoor.com/article/detail/4787992/
http://www.pjnews.net/news/794/20100524_5
声明では調査報告を信用できない理由として大きく3点を挙げる。

第1に証拠への疑問である。北朝鮮製魚雷のスクリュー破片が沈没した海域から回収されたが、潮の流れによって北朝鮮側の海域から漂着しうるものである。破片が激しく腐食している点は今回の沈没との関係性を否定する方向に働き、軍内部でも慎重論が提起されたとする。

第2に軍の調査過程と方向性への疑問である。軍は沈没事件の真相を明らかにする核心的で基本的な資料を公開しなかった。レーダー映像や航跡記録・交信記録、生存者の陳述書などである。これら基礎的な資料さえ公開しない不透明な調査結果発表は信用できないとする。

また、軍は当初から座礁などの他の可能性の検討を避け、外部からの攻撃を立証することに没頭したとする。提起される数多くの疑惑と問題提起に対して、説得力ある答弁も反論もしていない。むしろ、問題提起する人らを告発した。このような行為は公正で客観的な調査に反する。以上より軍が北朝鮮の攻撃という結論を予め下しておき、それに合わせて報告をまとめたと主張する。

第3に調査主体への疑問である。軍は事件発生の責任者であり、事件の隠蔽・歪曲の責任者である。船体に対する証拠隠滅疑惑まで提起されている。その軍が合同調査団の中心的な存在として調査を主導することは調査の公正性を決定的に破壊する。調査対象者は、自身の責任を最小化する方向に調査を進める可能性が高いためである。

その上で声明は北朝鮮を犯人に仕立て上げることによる軍と李明博政権の利益を指摘する。軍には自身に向けられている国民の憤怒をそらして自身の責任を最小化する動機がある。李明博政権には「北風」を利用して統一地方選挙に有利にし、朝鮮半島の緊張激化によって「反北守旧勢力」の既得権を維持しようとする動機がある。

結論として声明は、レーダー映像などの核心的な資料を公開した上で、国民が信頼することのできる主体による全面的再調査を要求する。

6月2日に行われる統一地方選挙では盧風(盧武玄の風)と呼ばれる革新勢力の巻き返しが注目されている。この盧風に対抗するために保守勢力は天安沈没事件を最大限に政治的に利用するものと推測される。声明は、その出鼻をくじくものである。合同調査団の報告を鵜呑みにして北朝鮮バッシングに走る日本社会と比べると、声明には韓国市民社会の成熟と多様性が感じられる。【了】
http://www.janjanblog.com/archives/3608
林田力「平等主義教育で人間らしく優しい社会に」PJニュース2010年5月26日
http://news.livedoor.com/article/detail/4790336/
http://www.pjnews.net/news/794/20100525_4
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二子玉川ライズ オークモール・バーズモールに失望

2010年05月25日 |  ニュース・時事問題
「二子玉川ライズ オークモール」「二子玉川ライズ バーズモール」に早くも失望の声がインターネット掲示板に寄せられた。「二子玉川ライズ オークモール」「二子玉川ライズ バーズモール」は2010年4月28日に先行オープンした。狭くて「ららぽーと」や「ラゾーナ」とは比較にならない。
南に14階建ての「二子玉川ライズ オフィス」があり、昼でも暗い。東急不動産は不利益事実(隣地建て替えなど)を隠して新築マンションをだまし売りした東急不動産だまし売り裁判で日照・採光の重要性に対する無知・無理解を露呈したが、二子玉川ライズでも同じ失敗を繰り返している。
http://tokyufubai.blog28.fc2.com/blog-entry-1071.html
http://yaplog.jp/tokyufubai/archive/1266
http://hayariki.seesaa.net/article/150537281.html
二子玉川暫定堤防建設反対運動=東京・世田谷
http://www51.tok2.com/home/hayariki/futako/tama.html
林田力「日本郵政ガバナンス問題調査専門委員会報告書公表」PJニュース2010年5月24日
http://news.livedoor.com/article/detail/4785827/
http://www.pjnews.net/news/794/20100523_6
林田力「『遺言執行』本格的リーガル・サスペンス」JanJanBlog 2010年5月24日
http://www.janjanblog.com/archives/3367
弁護士なしでの裁判体験談『訴えてやる!』
http://www.janjanblog.com/archives/3428
天安沈没事件調査報告を市民団体が批判=韓国
http://news.livedoor.com/article/detail/4787992/
http://www.pjnews.net/news/794/20100524_5
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二子玉川ライズ タワー売れ残り

2010年05月23日 | 東急リバブル東急不動産だまし売り
東急電鉄・東急不動産の超高層新築分譲マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」の売れ残りを裏付ける報道がなされた。販売を受託する東急リバブルは2010年5月10日に発表した2011年3月期業績見通しで「「二子玉川ライズタワー&レジデンス」を中心に販売を促進する」とする(「ホットストック:東急リバブル8879.Tが買い先行」ロイター2010年5月11日)。
「二子玉川ライズタワー&レジデンス」は2010年5月から引渡しが始まる。2011年3月期に「二子玉川ライズタワー&レジデンス」の販売促進に力を入れるということは、売れ残っているということである。二子玉川のニーズにマッチしないという再開発反対運動の批判が現実化しつつある。インターネット掲示板では「東急不動産は自社物件を過大評価して価格設定をして効率悪く売れ残り販売するデベロッパーです」と指摘された。
http://yaplog.jp/tokyufubai/archive/1254
http://hayariki.seesaa.net/article/149786895.html
『内部告発!社民党』リストラに動じない毅然とした態度
http://www.janjanblog.com/archives/3098
マクドナルドでチキンタツタ復活
http://news.livedoor.com/article/detail/4783629/
http://www.pjnews.net/news/794/20100521_24
多摩川暫定堤防土のう工事に住民抗議=東京・世田谷
http://news.livedoor.com/article/detail/4784823/
http://www.pjnews.net/news/794/20100522_7
『憲法改正試案集』護憲派も改憲派も改正案を知ろう
http://www.janjanblog.com/archives/3148
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二子玉川ライズ反対運動の豊かな文化

2010年05月21日 |  素朴な疑問
「東急不動産だまし売り裁判は消費者の自由な生き方を立証しました。勝訴によって消費者の権利という価値を示すことができました。無数の不動産だまし売り被害者に素晴らしい慰めと勇気を与えたものと自負しています」
取材は二子玉川ライズ(二子玉川東地区再開発)反対の住民運動にも及んだ。
「東急不動産と東急電鉄の超高層マンション・二子玉川ライズ タワー&レジデンスについて、どう思いますか」
「東急不動産は消費者が何を求めているかを正しく理解していません。東急不動産は大規模開発という昔ながらの姑息な手段にしがみついている。消費者の精神を考えていません。再開発反対運動は二子玉川の伝統を、市民に勇気を与えものを目に見える形で表し、豊かな文化を示しています」
http://hayariki.seesaa.net/article/150053728.html
http://yaplog.jp/tokyufubai/archive/1261
http://tokyufubai.blog.shinobi.jp/Entry/824/
林田力「泣く男は平和の象徴『女の前で号泣する男たち』」JanJanBlog 2010年5月19日
http://www.janjanblog.com/archives/2704
林田力「口蹄疫・食品表示要請に見る消費者庁の限界(上) 」PJニュース2010年5月19日
http://news.livedoor.com/article/detail/4777240/
http://www.pjnews.net/news/794/20100519_1
林田力「『ミュージック・ブレス・ユー!!』ポップでキュートな青春小説」JanJanBlog 2010年5月20日
http://www.janjanblog.com/archives/2829
林田力「口蹄疫・食品表示要請に見る消費者庁の限界(下)」PJニュース2010年5月20日
http://news.livedoor.com/article/detail/4779296/
http://www.pjnews.net/news/794/20100519_2
林田力「『報道されない警察とマスコミの腐敗』警察と報道に共通する問題」JanJanBlog 2010年5月21日
http://www.janjanblog.com/archives/3009
重要文化財の「銅御殿」が危機、マンション建設で。周辺住民や美術館が提訴=東京・文京
http://news.livedoor.com/article/detail/4781451/
http://www.pjnews.net/news/794/20100520_9
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東急不動産マンション緑化の無意味

2010年05月18日 | 東急リバブル東急不動産だまし売り
東急不動産だまし売り裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟)では東急リバブル東急不動産の「売ったら売りっぱなし」体質が明らかになったが、東急不動産によるマンション建設地の緑化も無意味なものであった。江東区で250平方メートル以上の敷地で建築行為等を行う場合、事前に緑化に関する計画書を区長に提出して、認定を受けなければならない。
しかし、東急不動産物件の緑化は、その場しのぎのもので、その後のことを考えていないものであった。東急不動産物件では隣地の境のコンクリート塀に面した数十センチ程度の帯状の地帯に土を入れて草を植えていた。そこはマンションとコンクリート塀に挟まれており、日光が当たらず、雨の日は雨水が溜まった。そのために草は枯れ、泥がコンクリート塀に跳ねて、雨天の度に塀が汚れる状態であった。結局、マンション管理組合で土の上に木屑を撒くことにした。東急不動産の環境への無配慮を裏付ける事実である。
http://yaplog.jp/tokyufubai/archive/1249
http://hayariki.seesaa.net/article/149698184.html
林田力「二子玉川再開発の公共性を問う補佐人意見陳述」JanJanBlog 2010年5月16日
http://www.janjanblog.com/archives/2454
林田力「『月光!マネー学』消費者のための資産運用」JanJanBlog 2010年5月17日
http://www.janjanblog.com/archives/2567
林田力「『小沢一郎 覇者の履歴書 超権力者への道』の感想」のたる2010年05月17日
http://www.notaru.net/book/201005/0152
林田力「東アジア歴史・人権・平和宣言と行動計画が作成中」PJニュース2010年5月17日
http://news.livedoor.com/article/detail/4772759/
http://www.pjnews.net/news/794/20100515_11
林田力「東京スカイツリー賞賛一辺倒の貧困」PJニュース2010年5月18日
http://news.livedoor.com/article/detail/4774913/
http://www.pjnews.net/news/794/20100517_15
林田力「二階堂重人の株式デイトレード指南書」JanJanBlog 2010年5月18日
http://www.janjanblog.com/archives/2665
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二子玉川再開発の公共性を問う補佐人意見陳述

2010年05月16日 |  ニュース・時事問題

東京都で進められている二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業の審査で、都市工学の専門家である岩見良太郎・埼玉大学教授が2010年5月21日13時30分から15時まで世田谷区玉川総合支所4階会議室にて補佐人として意見陳述する。http://www.janjanblog.com/archives/2454
二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業は東京都世田谷区玉川に超高層ビルなどを建設し、オフィスやホテル、商業施設などにする計画である。この事業計画に対して近隣住民などから都市再開発法第16条に基づき199通の意見書が提出され、圧倒的多数の191通が反対意見であった(林田力「二子玉川東地区まちづくり協議会が陳情審査結果を報告」JANJAN 2010年3月15日)。意見書提出者による口頭意見陳述も4月20日から開始された(林田力「二子玉川再開発事業計画への口頭意見陳述開始=東京・世田谷」PJニュース2010年4月21日)。
http://news.livedoor.com/article/detail/4729735/
この口頭意見陳述者16名による参考人の申し立てが補佐人陳述の発端である。意見書の審査は行政不服審査法の規定を準用しており(都市再開発法第16条第4項)、それに基づいて意見陳述者らは参考人の意見陳述・鑑定を申し立てた。
最初に1月28日と2月4日に東京都都市整備局市街地整備部民間開発課に口頭で申し入れ、2月12日には過去の区画整理事案で実際に採用された参考人の意見陳述事例を提示した。さらに3月19日には「意見審査にあたっての申立書」と題する書面を提示して、予定する参考人の詳細と必要性を述べた。これに対して都側は「行政不服審査法第25条第2項の補佐人としてならば許可する」旨を回答した。
意見陳述者側は4月9日付で「参考人の陳述、鑑定を求める申立書」を提示し、改めて参考人の採用を求めた。意見書の審査手続きを「単なる反対者の「ガス抜き」のための形骸的な手続きであってはならず、実質的なより多くの住民に受け入れられる計画に作り替えるための都市計画法の目的「公共の福祉」実現のための、都市再開発法の根幹をなす手続である」と主張した。
しかし、都側は補佐人としての陳述を譲らなかった。但し、数十人が傍聴できる場所を会場とすることで、意見陳述者側の要望にも配慮した。既に建築や大気汚染の専門家らによる補佐人陳述が5月13日に行われた。
岩見教授は手続きの経過や上位計画などの精査から、二子玉川東地区再開発事業は都市計画としての公共性に欠けると指摘する。大規模地権者である東急電鉄・東急不動産ら東急グループの私的利潤追求行為に特化しており、都市計画決定段階で数多くの違法性が認められるとする。
二子玉川の再開発が公共性に欠けるとの指摘は、再開発の内容が営利施設(オフィス、ホテル、商業施設)で占められていることから非常に理解しやすい。しかも現在の経済状況では産業政策としても営利施設を建設することに合理性はない。
景気低迷でオフィス需要は乏しい。東京23区のオフィスビルの継続賃料の平均改定率(2009年)はマイナスであった(シービー・リチャードエリス総合研究所「全国オフィスビル賃料改定動向」2010年4月27日)。都心部でも賃貸料の安い築浅のオフィスビルが余っている状態である。
商業施設についても、二子玉川には既に高島屋がある。再開発第1期事業で2010年4月28日に先行オープンした「二子玉川ライズ オークモール」「二子玉川ライズ バーズモール」も大して注目されなかった。このように二子玉川東地区再開発の内容が産業政策としても不合理な内容になっている背景として、都市計画決定時点での誤りを指摘する岩見教授の主張は興味深い。誤ったINPUTから誤ったOUTPUTが作られる一例である。(林田力 『東急不動産だまし売り裁判』著者)

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『月光!マネー学』消費者のための資産運用(林田力)

2010年05月15日 |  その他

本書(田村正之『月光!マネー学』日本経済新聞出版社、2008年5月20日発行)は「心静かにお金を増やすための91のルール」とサブタイトルにあるとおり、資産形成のための実用書である。しかし、一般の財テク指南書とは大きく趣が異なる。本書はマネーゲームによる爆発的な資産増加を志向してはいない。ギラギラすることなく、月の光のように静かにゆっくりと資産を増やしていくことを目指す。

本書の特徴は徹頭徹尾、消費者の視点で書かれていることである。例えば投資信託など大手金融機関が積極的に奨める金融商品については手数料の高さを問題視する。「トホホな商品にさよならを」という章を特別に設けて、消費者ではなく販売する金融機関にメリットがあるとしか考えられない金融商品の仕組みを明らかにする。

さらに「ある投信裁判」と題するコラムでは、大手証券会社による投信の悪質な販売によって約6000万円の損害が発生したと個人投資家が提訴した裁判を取り上げている。脳梗塞の障害が残るA氏は証券会社の勧めに従って投資信託を大量に売買した。その結果、A氏には6000万円の損失が発生した一方で、証券会社は1315万円の販売手数料を得たという。

http://www.janjanblog.com/archives/2567

A氏に投資信託を勧めた女性営業職員の証人尋問を傍聴した著者は以下の感想を記している。「休憩時間になると、女性は仲間たちと普通に笑顔を浮かべて談笑していました。その普通の様子がどこか不思議に感じられました」(174ページ)。

記者(=林田)は東急不動産(販売代理:東急リバブル)から不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りされたため、裁判で売買代金を取り戻した経験がある(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社、2009年)。

裁判では東急不動産の従業員の証人尋問も行われたが、著者が書いているのと同じく、だまし売りによって他人の人生をメチャクチャにしたという自覚すらない不真面目な態度であった。それ故に著者の違和感は共感できるし、資産運用を勧める書籍で言及したことを高く評価する。

また、本書では税金の控除や病院から差額ベッド代を請求されても支払い義務が生じない条件など、不要な出費を抑制するための情報を掲載している。資産運用といえば稼ぐことを想起しがちであるが、ガツガツしても日本経済の景気回復とか株価回復という下らない目的に乗せられてしまうだけである。1円の節約は1円の稼ぎに等しい。月光のような落ち着いた資産運用が消費者には必要である。

一般の財テク指南書は「公的年金は期待できない」と危機感を煽ることで資産運用を奨める傾向にあるが、本書では「なんとかして少しでも多くもらえるようにならないか」との視点で書かれている(238ページ)。ユニークな点は厚生年金についての記述である。

厚生年金保険料は4月から6月までの給与などを平均した額に基づき算出される。そのため、たまたま4月から6月に残業が多かった場合は保険料が高くなる。この事実自体は社会保険制度に関心のある層ならば周知の内容であるが、「4月から6月にだけ残業すると保険料が高くなるので損」という形で理解されることが多い。

これに対して本書は正反対の結論を出す。「保険料は会社と本人の折半ですから、会社には高い保険料を払うことにメリットはないのですが、本人にとっては会社が負担してくれる分が増すので、最終的にはその分お得です」(251ページ)。目からウロコが落ちる主張であった。新鮮な驚きと深い納得が得られる一冊である。http://yaplog.jp/tokyufubai/archive/1229
http://hayariki.seesaa.net/article/148449282.html
林田力「『急に売れ始めるにはワケがある』爆発的な流行のメカニズム」JanJanBlog 2010年5月14日
http://www.janjanblog.com/archives/2305
林田力「市民メディアにコメント欄は不必要」PJニュース2010年5月14日
http://news.livedoor.com/article/detail/4768418/
http://www.pjnews.net/news/794/20100513_9
林田力「『直江兼続』軍記物風歴史小説」JanJanBlog 2010年5月15日
http://www.janjanblog.com/archives/2332
林田力「東京都議会が東京五輪招致失敗検証で参考人招致」PJニュース2010年5月15日
http://news.livedoor.com/article/detail/4770823/
http://www.pjnews.net/news/794/20100514_13
技術提案の勝ち方―総合評価方式で高得点を取る必勝ノウハウ
http://astore.amazon.co.jp/hayariki-22/detail/482226615X
親父の青春
http://astore.amazon.co.jp/hayariki-22/detail/4434131664
会社で心を病むということ
http://astore.amazon.co.jp/hayariki-22/detail/4492042822

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東急不動産だまし売り裁判は不思議な体験

2010年05月14日 | 東急リバブル東急不動産だまし売り
原告(林田力)にとって『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』の執筆は不思議な体験であった。とにかく書いた。それこそ倒れるように寝て、また起きては書き始める。その時の原告には、この作品のことしか頭になかった。
東急リバブル東急不動産の不動産だまし売り被害に苦しむ同種被害者のためにも書かなければならないという義務感が存在したことは確かである。しかし、いかなる意味においても、切迫した心境とは無縁であった。堅苦しい気負いすらなく、執筆が楽しくてならないという状態であった。
但し、「楽しくてならない」は一面では不正確である。原告は執筆の最中に号泣していた。書けば書くほど、ジワジワと胸の奥から新築マンションだまし売りに対する怒りと悲しみが湧き出した。東急リバブル東急不動産のような悪徳不動産業者が存在して良いのか、と今更ながら胸が締め付けられた。涙の方も東急不動産敗訴判決の執筆に入ると、いよいよ噴き出すほどの勢いになった。涙のためにモニター画面も満足に見えなくなった。
しかし、『東急不動産だまし売り裁判』は怒りと悲しみに突き上げられるまま、その感情を文字にして叩きつけた作品ではない。原告は自分を喪失してはいなかった。泣き、喚き、叫びながらも、どこか淡々として東急リバブル東急不動産の不誠実に怒る自分を客観的に観ている部分もあった。それこそが作家となるべき者に特有の目線であった。
http://hayariki.seesaa.net/article/148331383.html
http://yaplog.jp/tokyufubai/archive/1246
『急に売れ始めるにはワケがある』爆発的な流行のメカニズム
http://www.janjanblog.com/archives/2305
市民メディアにコメント欄は不必要
http://news.livedoor.com/article/detail/4768418/
http://www.pjnews.net/news/794/20100513_9
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