言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

ヒデン

2018年04月29日 | Weblog

隣で笑っていたはずの鬼が
今日は何処かで泣いている

優しくされると怖いけれど
冷たくされるのは寂しくて
瞳を揺らして不安がっている

せめて僕だけは裏切らないように
いつも笑わせてあげられるように
必要な時には抱きしめてあげたい

だけど泣き声だけ残して隠れてしまっては
何処にいるのか・・・探す当てもない

揺れる瞳を見られたくないなら
まぶたを閉じて暗闇を見ていて

「夜の色彩は豊かだ」と笑った
あの時の安らぎを思い出して




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