*HEAVENLY SHEEP/徒然記*

管理人・伽澄綾の不定期更新日記。ただいま子育て奮闘中のため、更新鈍亀です…^^;

「半年」と「十年」

2011年09月12日 00時03分37秒 | 日常
今日で東日本大震災から半年。
9・11から十年。
日にちが同じで3・11なんてテレビで見てから、大震災を思う度に9・11も思い出してる。

9・11の時は何でか憶えてないけど遅くまで起きてて、ふとテレビつけたら緊急速報でセンタービルが映されて、二機目の飛行機がビルに突っ込むのを生放送で見た。
当時同居してた友達がニューヨーク大好きで、行ったら必ず登りたいと願っていたビルだった。
映画を見てるみたいだった。
信じられなくてまだ起きて映画を見てたその子に言って二人で呆然と崩れていくビルの生中継を眺めてたっけ。
普段気丈な彼女が数分してから叫んで泣き崩れた。
今も昨日のことみたいに思い出す。

もう10年経ったんだね…。

あんな衝撃を受けることはもう無いような気がしていたのに、まさか1000年に一度の震災に、その渦中に身を置くなんて想像もしなかったな…。

人災と天災の違いはあっても、深い悲しみは同じで、この先何年も傷が癒えず苦しむ人も多いんだろう。
せめて亡くなられた方が少しでも安らかでありますように。
残され、必死に踏ん張り生きている人たちが少しでも笑顔になれる瞬間に巡り会えますように。
願うしか、祈るしかできないから、それだけは絶対に忘れないようにしよう。
それだけは。


昨日は息子とお姑さんとジャズフェスティバルに行きました。
他に用事を足してから行って、お姑さんのお目当てに付き合って14時から市民広場でビッグバンドの演奏を聞いていました。
そのバンドの演奏時間中に14:46になり、「ラ」の音での黙祷を一緒にしました。
聞いていたビッグバンドの司会役の女の子は気仙沼出身で祖母と両親を亡くし、両親はいまだ行方不明だと言っていました。
横浜から来たバンドだと言っていたから、本当に思い入れのある参加だったのでしょうね。
黙祷しながら、大人しく黙祷の真似をする息子を膝に乗せて抱えながら、涙がこぼれました。
「ラ」の音は赤ん坊が初めてあげる産声もそう言われているそうです。
たしかにそうかもしれないな…。

お姑さんの勘違いで結局目当てのものは見れず、息子のことも考えて同じ場所で二組ビッグバンドを聞くだけで終わりましたが、
偶然聞くことが出来た横浜のビッグバンドだけで来た価値があったなぁと思いました。
演奏した曲も私が大好きで息子にも聞かせたいと思っていたジャズばかりだったし、なんだか不思議な巡り合わせでした。


今日は先月から委託を始めたハンドメイドの店でお手伝いをしていたため、その時間には黙祷できず。
今日この記事を上げたらゆっくり黙祷してからお布団入ろうと思います。

あれから半年。
早いような、遅いような。
場所によっても感じ方が変わるし…
すごく複雑ですが、総理も代わったからか、前より前を向いてる、そんな表情の人が増えたような気がします。
最近旦那さんが道の駅スタンプラリー目的で南相馬近辺や気仙沼の海岸方面へ行って、そこで笑顔で必死に生きてる地元のかたとふれあって、そこからいろんな思いを貰って帰って来た様子を見て、ますます私も頑張らないといけないなと思いました。

誰かのために出来ることは少ないから、まずは目の前の小さな命のために、手の届くものを守っていきたい。
多分それが明るい未来に繋がるはずと信じて。

まだ半年。もう半年。
これを区切りに、また一歩踏み出していかないとですね。
最近はふと息子と行きたかった場所を思い出して、それが沿岸部や福島県ばっかりで色々考えてブルーな感じだったのですが、いつかまた、きっと復活したその場所に息子と行けるはずと信じて。

みんな、踏ん張って行こうね。

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