愛犬の健康と病気のサインを見逃すな!

愛犬の病気のサイン、治療、予防、犬種によるかかりやすい病気、救急法を掲載しております。犬のしぐさからサインを読みとろう

犬のお腹が腫れている

2018年05月29日 20時10分39秒 | しぐさから見分ける病気
犬のお腹がなんだか腫れてきている時は何かの病気のサインかもしれませんのですぐにチェックしてください。お腹を触ったときに、グリグリしたしこりがあるようなときは、腫瘍や腸閉塞になっている可能性があります。お腹に熱があるようなときは、腹膜炎になっている可能性があります。波動感があるときは、内臓の病気になっている可能性があります。波動感は、片方の手をお腹の側面に当てて、もう片方の手で反対側のお腹を軽くたたいてみます。叩いたときの振動が、お腹の中を伝わって反対側に感じるときは、波動感があり腹水がたまっている可能性があります。あとは、食べ過ぎ、肥満、便秘などの可能性もありますので普段からチェックするようにしてあげてください。

肝性脳症

2018年05月21日 22時52分20秒 | 病気の知識
犬の肝臓に栄養を送り込む門脈が静脈とつながって肝臓で解毒されるはずの血液が解毒されないまま全身を循環します。その結果、有毒物質の混ざった血液が脳や神経を侵すことで肝性脳症をおこします。肝臓は小腸からつながっている動脈である門脈から送られてくる血液を解毒します。この門脈が先天的な異常で静脈につながってしまうことでおこります。肝性脳症になった犬は、食欲がなくなったり、体重が減ってきたり、嘔吐などの症状が現れてきます。ひどくなってくると脳が侵され、まひやけいれんなどをおこしたりしてきますので早めに獣医さんに相談してください。

よだれがかなり出ているようなら病気の可能性

2018年05月05日 23時43分29秒 | しぐさから見分ける病気
犬は、食べ物のにおいをかいだときや見たときに、よだれを出します。これは人間も同じです。夏になって暑いときや散歩の後には、よだれをだして蒸発させることで体温を調整しております。しかし、いつもと違って、犬の口からよだれがかなり流れるようになり、口角によだれが多くたまっているようなら病気の可能性があります。こんな時は、犬の口の中をチェックしてみましょう。

1:口がにおう場合は、口内炎、歯周病、口腔腫瘍になっている可能性があります。
2:苦しそうな状態になっている場合は、食道炎、食道梗塞になっている可能性があります。
3:ぐったりしている場合は、ジステンバー、レプトスピラ症になっている可能性があります。
4:首・耳・アゴのまわりが腫れている場合は、唾液腺が炎症になっている可能性があります。

だ液の分泌は、脳への刺激反応でおこっているので、顔面神経障害、てんかんなどがあるときもよだれが増えます。また、ソラニン中毒は、じゃがいもの芽を口にしたときにおき、よだれがでるのが特徴になっております。犬の状態を見て、何かおかしいと思ったらすぐにチェックをしてあげるようにしましょう。