北陸の大雪情報が福井駅から伝えられている。数年に一度の寒気でその積雪は135cmを越えているとの事です。
大自然の変化にはなすすべがありませんが、全ての交通機関に影響を与えるほど、雪の被害に遭われている皆様にお見舞い申し上げます。
テレビに映し出される福井駅は永平寺に向かう拠点となる駅です。
雪深い永平寺では2月1日~7日までは想像を絶する寒さの中で涅槃会報恩大攝心会で昼夜に渡る坐禅が行われていれば今日は最終日です。
臼井霊気療法の肇祖臼井甕男先生は鞍馬山に向かうその前には京都の禅寺にて3年間の修行をされておりましたと伝え聞いております。
臼井先生の目指した禅での悟りの境地はその修行においては開眼できなかったことで、指導された師から「ならば一度死になさい」と言われました。
それは禅の教えである「大死一番絶後に蘇生える」の引用であったと思われます。大きな志を持っ者は一度死んで甦ってこいの意味があるのでしょう。
生命に変えてでも悟りの境地に至りたいと願った21日間の合掌瞑想行は常人では到達できるものではありません。
慈父心ということは「大いなる慈悲」を意味しており、「母が己の子を命を賭けてでも護るように、一切の生きとし生ける者に対して、無量の慈しみの意を起こすべし」(スッタニパータ)の菩薩の行いをいたしましょうの境地で在ろうかと思います。
福井の県道には1500台もの車両が豪雪のために立ち往生していて、近隣の皆さんが支援物資を配っておられるそうです。
困った時は助け合う互助精神は人間に授けらた高い精神性の一部です、永平寺でも雪の重みから伽藍を守るために雪作務をすることは冬の期間には大事な作務であります。
ランキングに参加しています。 ポチっとよろしくお願いいたします。
にほんブログ村