くまさんの日常

日々の出来事をつれづれなるままに書き連ねています。治療院の裏話や本音がにじみ出るかも

すべてはうまくいっている♪

2009-12-08 13:57:18 | 治療院
来週ちょっと時間のやりくりが難しいなと感じていた曜日があったんですよ。
そしたら!!
「先生、急で本当に申し訳ないんですが、今日の1時頃なんとかなりませんか?」
予約表を見たら… って! 何とかならないわけが無い、だって昼休みだから誰も来ないし(笑)
そんなわけで自主的にお受けしたのですが、実はその方が今日いらしていただいたおかげで来週のやりくりがうまく行っちゃったんです。
「ごめんなさい ゆるしてください あいしてます ありがとう」
「すべてはうまくいってる」
そして大好きなトイレ掃除

そう、今朝はドアの外からずずぃっと 拭き掃除をしまくったんです。もちろん、トイレもね。ちょっと見落としていたドアの枠もごしごし。どの効果かは、追求しないことにします。だけどすべてがうまく行きそうな予感。すてきです!!

今日もみなさんにとって充実した一日になってありがとうございました。

昨夜の第九は珍しい解釈でおもしろかったです。たくさん人間を見て疲れた脳みそを休めるために寄ったSilverWingsでもいいことがあって、昨晩はぐっすりと休めました。今日もいい感じで予約がまとまりましてありがとうございます。
きっと明日のレッスンも楽しいだろうし♪

毎日感謝の積み重ねができてありがとうございます

発達障害の理解について

2009-12-08 10:43:40 | 治療院
みなさんこんにちは、たまには治療院らしいブログにしたいと思います。

今日のお題は「発達障害」
発達障害、最近耳にする機会も多くなってきたこの言葉ですが、実際のとこどういうこと? どんな人?
と、疑問に感じられることでしょう。案外正しく理解されていないものなのだなと思うとちょっと複雑です。

発達障害についてわかりやすく紹介した本があるので興味のある方はそちらを読んでみてくださいね(え?
「ニキ・リンコ」さんが書いた「自閉っ子」シリーズです。

近年では広汎性発達障害と大きなくくりでまとめられていて、アスペルガー症候群、自閉症など表出する症状や行動などで分類されています。社会生活に支障を来すので「障害」とついているのですが、実はそこまで行かなくても発達のアンバランスのおかげで苦労している人はものすごい数に上るのではないかと言われています。業界用語でサバイバーと呼ばれる人たちです。
発達障害はくっきりと「ここからここまで」と線引き出来るものではなくて、まるでグラデーションのようなものだと思ってください。非常に「グレーゾーン」が広いのです。
ですから皆さんの周りでも、本人も自覚していないけど「ちょっとこまる」程度から、非常に変わり者と感じられる人までいろいろなタイプがあるのだと思ってください。

精神的なものばかり着目されてきたのですが、最近では(アメリカでは10年以上前から)肉体的な障害も伴うことがわかってきています。感覚障害といわれるもので、わかりやすく言うと「自分の体がどこからどこまでなのか」と「からだをまっすぐにたもつ」機能です。(ちょっとちがうかもしれない(^▽^;)) それに加えて五感の発達もでした(知覚過敏、知覚鈍麻と言われます)

で、さっき気付いたのですが、こういう表現もあるかなと思いました。

発達障害は、いろんな機能がオプションで、しかもマニュアルなのです。

【例】
僕の場合で恐縮なのですが、気持ちを察する機能や感情と言葉の結びつきなどがオプションです。

友人と話していて気が付いたのですが、定型発達(いわゆるふつう)のひとたちは、他人の表情やことば、しぐさ等を無意識に観察して相手の感情を推し量っているんだそうです。それに気が付いた時はびっくりしましたよ。
僕の場合はまず「推し量るスイッチ」をONにして、表情が意味することや仕草などを観察するモードに入る必要があるんです、しかも自動でONにならない。必ずマニュアルで、意識する必要があります。そして、学習した中から「こういうときはちょっと落ち込んでいることが多い(はず)」とか「この表情はたしか、うれしがっている(はず)」のように類推する作業を意識して行なうわけです。

カウンセリングのトレーニングの中に「過去にあった『うれしかったこと』を3つ書きなさい、その時のできごとと、感情の動きに着目してレポートすること」という課題がありました。
みなさんこれ、書けますか?
左側にできごと、右側に気持ちの動きを時系列で書いてみてください

実はこれ、書けなかったんです。何度かこういったレポートが課題に出たのですが、ほとんどだめ。他の人たちが提出しているのに、自分だけ書けない。どうして書けないかも、当時はわかりませんでした。先生の指導に従って、だんだんできるようになってきたんですが、感情と言葉が結びついていないのだとわかった出来事でした。

思いがけず、誕生日に友達から食事に誘われた  予定が無かったので行くことにした
3人だけかと思っていたら、会場には大勢いた  なぜだろうとおもった
全員がお祝いのために集まってくれてた     うれしいきもちになったとおもう

いまなら↑これがどこか「まちがっている」のがわかるんですけど、当時はこういう書き方になっていました。
思いがけず誘われて「嬉しかった」 大勢居たので「びっくりした」 サプライズPartyで「しあわせだった」
こう書いた方が自然かなと、思うんですけど。

要するに「感情」を「感じる」ことが苦手なわけです。それを言葉に表そうとするとその時の感情を「理論的に推察して、この気持ちは”よろこび”で、こちらは”おどろき”(かな?←微妙に自信がない)」となるわけです。う~~ん、通じてる? 言い換えるとできごとと感情がセットになっていないので、その瞬間は感情が伴うんですけど、過去を思い起こすと「別々に格納されている」ので意識して(マニュアル)結びつける必要があるってことです。

てね、こういうふうに例題を多く出して説明したくなるのも実はアスペルガー症候群の特徴だったりするんだよね(^▽^;)


ま、そんなわけで今回のテーマは 発達障害はいろんな機能がオプションで、しかもマニュアル なのでいろいろとめんどくさいことが多い。そのために脳のリソースを「無駄に忙しく使う」ので疲れやすい。ってこと。
では!!