上のグラフはPISA(OECD生徒の学習到達度調査)の結果を基にしたものです。
国際的に見て、日本の学力が以前より下がった、というのはよく言われることです。
無論良いことではないのですが、そこはあまり重要ではないと思っています。
それよりも重要なことは、上のグラフに説明があるように、
学力の中位置・高位置の生徒の割合が減少し、低い層が増加したことです。
これは、以前のブログで指摘したように、「不戦敗」を選ぶ生徒が多くなった、と考えています。
要するに、「学習を初めからあきらめている」「学習というステージから降りてしまっている」
生徒が増えたからではないか、と推察しています。
今年から、小学校の学習指導要領が変わり、中学校も来年度から変わります。
この現状が少しでも改善されるようになればいいのですが・・・
グラフの出典:平成21年度 文部科学白書