傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

犬を見て「可愛い馬だね」と被害児童(戸田)

2016年08月05日 | 刑事事件
平成28年(わ)第724号 

森田 武夫(76)

過失運転致傷(新件)

【概要】
平成27年9月8日の昼下がり、被告人が路外駐車場に後退して駐車しようとしたところタイヤが段差に引っ掛かり入庫に失敗、2度前進して再度入庫を試みたが変わらず、3度目に前進したときに右方から接近する車両に驚き、ブレーキとアクセルを踏み間違え接近する車両に衝突するも、更にアクセルを踏み続け道路反対側の歩道に時速20km/h程まで加速して進行し、設置されていた交通標識の支柱に衝突、折れた支柱が下校中の被害児童(11)の頭部を直撃しました。

本件事故によって、被害児童は脳挫傷、頭蓋骨骨折などの重傷を負い、失語、高次脳機能障害、顔面麻痺等の後遺症が残っています。
これらの後遺症の影響から頭書の発言に繋がります。
被害児童は何故頭部に当たったのか、と自問自答する日々を過ごしている様ですが、多少の症状の緩和程度しか期待できない状況です。
そんな被害児童の言葉に対する感想を被告人に求めたところで、ピー(自粛します)。

昭和33年の運転免許取得以来、取り立てて悪質な違反歴が見当たらない被告人は基本的に安全運転なのは間違いなさそうです。
しかしながら、身体能力、注意力、反射神経等の点で既に運転適性を満たせて居なかった様です。

被告人は被害者に直接面会しての謝罪が叶わないことから、自宅の仏壇で神頼みを毎日欠かさず日課にしていると述べます。その甲斐あってか?、被害児童の症状が若干快方に向かっているとも言います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お手軽感覚で再犯しました(... | トップ | さいたま市連続強盗傷害事件... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。