傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

【補足】武装強盗少年彪凱 (さいたま市桜区)

2018年10月11日 | 刑事事件
平成30年(わ)第985号

野田 彪凱(20) 

住居侵入、強盗

【証人尋問】
コクボ ミナ(母親)
被告人の7人兄弟には目が行き届いていない様ですし、評価は多分に母親の贔屓目を感じます

【犯行前後】
母親は、中学卒業後に被告人はタイル工として稼働し真面目に働いていたようだと証言していましたが、同時期に住吉会系の特殊詐欺組織に受け子を紹介していた形跡もある様です

少年時の非行歴5件
平成29年11月30日まで美人局事件で少年院に入院

少年院の退院後は母親、兄弟6人と同居していましたが、平成30年3、4月頃から彼女と二人で暮らすからと母親らと別居して5月7日の本件犯行日を迎えます
その頃、母親とは音信不通になって、退院後に保護観察処分で義務付けられている保護司との面談も怠っていた様です
母親は、保護司からの呼び出しの通知は自宅に届いていたが、被告人が音信不通のために伝えることが出来なかったと述べています

事件当日、本件前に空巣に失敗して、代わりの「案件」として浦和のタタキ、すなわち本件の武装強盗に計画変更した様ですから、如何なる手段をもってしても金を手に入れるという、強固な犯意に基づく行為と評価されざるを得ませんね

【共犯者】
スズ ケンスケ
ホール タイガ レオン(少年院仲間からの紹介)
シモザキ ケン(暴力団構成員)
スワ アユム(暴力団構成員)
シシャモ(本名不詳)

共犯者のシモザキとは中学生の頃からの友人(非行仲間)で、母親や周囲からは関係を見直す様に意見されていましたが、被告人は「ケンはいい奴だと思っていた」と忠告に耳を貸さなかった様です←いい奴は友達を犯罪行為に誘いませんし、ケンはヤクザですよ

母親はシモザキに対して「(ヒュウガ)を悪い遊びに誘わないでくれ」と関係を断つ様に求めていたと述べていますが、そもそも遊びというより、職業的犯罪にしか見えませんからこの母親の感覚も相当に問題がありそうですよ
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